本日の心理学・名言1457-4

行動への逃避
人はよくウソをつきます。
しかも、時と場合に応じて巧みに使い分けます。
ドイツの心理学者シュテルンは、
「ウソとは、だますことによってある目的を達成しようとする
意識的な虚偽の発言である」と定義しています。
ウソには、詐欺や偽証などの
明確に人を欺こうとするものもありますが、
お世辞などの人間関係を円滑にするためのウソもあります。
ウソというものは、隠そうとしていてもとかく行動にでやすいものです。 隠し事があるとむやみにおしゃべりになったり、
ウソをついているときにはなにかソワソワしていたりと、
いつもと違った行動をとることがあります。
こうした行動を「動作・行動への逃避」といいます。
そこで、ここではしぐさや身振りからウソを見抜くポイントを
紹介しましょう。
まず、手の動きから自分の本心が
見抜かれてしまうのではないかと恐れて、
腕組みをしたり、 ポケットに手を突っ込んだりして
手の動きを止めようとします。
また、口の動きを見えないように、
口や鼻を触ったり、視線をずらすために顔をあちこち触ったりします。
さらには、その場から立ち去りたいという思いから、
頻繁に姿勢を変えたり、矢継ぎ早に話をしたり、
手っ取り早く話を終わらせようとします。
まぁ、ざっとこんな感じですが、
どうも「自然に、自然に・・・」という気持ちが、
不自然な行動を招くようです。
ウソに関してもう一つ付け加えたいと思います。
詳しい実験の内容は省略しますが、
実験によりどうも顔の右半分よりも左半分のほうが感情が出やすい、
ということがわかりました。
ウソを見破るときは顔の左半分を見ろ、
ウソを隠すときは左半分を隠せ!?

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