本日の心理学・名言1454-7

態度の類似性

普通、人間関係の中で、話が会う人には好意を持ち、
話が会わない人とは あまり深い関係とはなりません。
これは”態度(意見)の類似性”の割合が高いほど 、
簡単に言うと、似ている態度(意見)が多いほど、
好意も大きくなるということです。
では、なぜ態度の類似が好意に結びつくのでしょうか?
これにはさまざまな説明がありますが、
重視されているうちの1つとして、
社会比較過程理論
(自分の能力や意見を 他人と比較して評価するという考え方)
に基づく説明を紹介します。

私たちは、自分の考え方や意見などが”正しい”と思いたがっています。そこで、正しいと いうことを確認するために、
友人など他の人の意見が自分の意見に
一致したり、同意してくれたり した場合、
自分の意見が正しいと判断してしまいます。
すなわち、他人との意見の一致や他人の同意は、
自分の意見の”正しさ”を裏付ける証拠と考えるのです。
このように、判断の健全さ、趣味の良さなどが 確認できることは、
愉快なことです。
そして、このように愉快にさせてくれる他人を好きになるのは、
当たり前のことだと考えます。
反対に、意見が一致しない、反対されるといった場合には、
逆のことが起こるのでその人のことを嫌いになってしまいます。

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