本日の心理学・名言1608-7

@心理学の生活知識
%効果的な褒め言葉
ウィンザー効果
「ウィンザー効果」とは簡単に言うと、
自分に対する良い評価を本人から直接聞くよりも、
人伝いに聞いた方が心にジーンと響く
というものなのです。
今回の例で言うと、もし先生が文化祭が終わった後に、
あなたに直接話しかけて「君が居なかったら…」と言ったとしたら、
確かに嬉しいは嬉しいですけど、変に謙遜してしまったり、
謙虚な気持ちが強く出て否定してしまったり、
伝え手側が100%の伝え方をしても、
捉える側は50%位で受け止めている人がほとんどです。
よく「話を半分で聞く」という言葉があるように、
お世辞が含まれている可能性もあるので、
そういった兼ね合いも心のどこかにあるのでしょうね。

でも話の話題にあがっている人物がそこに居ない場合は、
その人のお世辞を言ったところで意味を持たないので、
必然的にお世辞ではなく本音を言うことが多くなります。
なので「人から間接的に聞いた自分の評価」は自分自身も
『どうせお世辞だろう』と考えることが少なくなる為、
100%の評価が100%で伝わるのです。

例えば、あなたがすっかり厳しく叱ってばかりの上司
という位置づけになってしまっているのなら、
もし部下などが『仕事が辛く、続けられそうにない』と
悩んでいることを察知した時には、さりげなく伝達役を設けて、
「日頃、あいつが居てとても助かっている。最近、あいつは
悩んでいるようだけど、すごく心配だ」と本人に伝えてもらいましょう。

人伝いに聞いた本人はウィンザー効果で
『実はすごく心配してくれてたんだ…』
『辛いけど、あの人に必要とされているんだ…』と
心にジーンと伝わるはずです。

このように多少ウィンザー効果を逆手に取る形にはなっても、
使い方次第ではとても有効な心理学の一つと言えます。

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