本日の心理学・名言1607-8

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
自己奉仕バイアス英: Self-serving bias
成功を当人の内面的または個人的要因に帰属させ、
失敗を制御不能な状況的要因に帰属させること。
自己奉仕バイアスは、成功は自分の手柄とするのに
失敗の責任を取らない人間の一般的傾向を表している。
それはまた、曖昧な情報を都合の良いように
解釈しようとする傾向として現れるとも言える。
自己奉仕バイアスは
自己高揚バイアス(Lake Wobegon effect)とも関連する。
自己高揚バイアスは、個人がその自尊心の拠り所となっている分野で平均以上だと信じているために生じるバイアスである。
例えば、自動車を運転する人の多くは、
自分が平均以上にうまい運転をすると思っている。
この用語は、成功または失敗によって
生じた賞賛または非難において、
バイアスのかかった原因推定のパターンを
説明するのに使われることが多い。
例えば、試験の成績が良かった生徒は
「僕は頭がいいし、よく勉強したからAをとれた」と言い、
成績が悪かった生徒は
「先生は僕のことが嫌いだからFをつけたんだ」と言うかもしれない。
自身の失敗について外部要因を戦略的に集めようとする
(そして、その後の非難をかわそうとする)ことを}
セルフ・ハンディキャッピングとも呼ぶ。
*セルフ・ハンディキャッピング:
自らにハンディキャップを課し、
たとえ失敗した時でも言い訳ができるようにしておく行為。
失敗した時にはその言い訳によって
自分の評価の低下をより小さくすることができ、
成功したときにはハンディキャップを乗り越えた自分への評価の
上昇を期待することができる。自尊心を守るための防衛行動。

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