本日の心理学・名言1606-2

@人を操る心理学効果
%ピグマリオン効果(Pygmalion effect)

ピグマリオン効果とは、
「人は期待された通りに成果を出す傾向がある」という現象で、
特に教育心理学の分野において注目されている内容です。
偽の学力テストによって成績上位者と成績下位者の
クラス分けを行い、
成績上位者クラスを担当する教師には
「この子たちは優秀な生徒だ」と伝えます。
この際、生徒達にその話は一切伝えず、
実際には成績順でクラス分けはされていません。
しかしながら、成績上位者クラスに振り分けられた
生徒達の成績だけが、みるみる向上したと言います。
成績上位クラス(だと信じて)指導にあたった教師は、
自らが担当する生徒たちが優秀であると期待しています。
その期待に答えようと、
生徒たちの成績が向上したということです。
なお、「ピグマリオン効果」という名前の由来は、ギリシャ神話中に出てくる「ピグマリオン王の恋い焦がれた女性の彫像が、その思いに応えた女神アフロディーテの力によって、人間化した」という伝説が元になっています。

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