本日の心理学・名言1606-1

@人を操る心理学効果
%サブリミナル効果(Subliminal effect)

サブリミナル効果とは、
「映像中に一瞬(人が認識できない程の非常に短い時間)
本編と関連のないイメージ・テキストを混入させた場合、
それが映像を見た人の潜在意識に対して影響を与える」とする
心理学の仮説です。
※サブリミナル効果は。単に「サブリミナル」と呼ばれることもあります。
メディアにも度々取り上げられているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
1957年アメリカのとある映画館が、
当時上映中だった映画フィルムに、
「コーラを飲め」ポップコーンを食べろ」というメッセージを、
5分間隔で1コマずつ挟んだのがサブリミナルの始まりでした。
フィルム中の1コマというのは、
人の視覚では全く認識できない超スピードで過ぎ去ってしまうため、
理性に働きかけることはできません。
しかしこの実験を行ったところ、
この映画館でのコーラとポップコーンの売上が上がったそうです。
この結果から、「超スピードで切り替わるメッセージは、人の “理性” に作用することはできないが、意識の下にある “潜在意識” には何らかの影響を及ぼしうる」という主張が生まれました。
サブリミナルは、本人の意思に関わらず何らかのメッセージを植え付けられてしまうため、ある意味「洗脳」とも呼べます。
そのため、サブリミナル効果を応用したCMは人権侵害だと
訴える人が相次ぎました。
なお現代では、上記の「ポップコーンとコーラの実験」や
「サブリミナル効果自体」に対し、
科学的根拠に疑問が残るとする研究者たちが大勢います。
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