本日の心理学・名言1533-2

@治療はじっくり長期戦で

身体の病気もそうですが、
心の病気の治療は特に、
焦らずじっくりと長期戦だと思って頂きたいのです。
改善までに最短でも半年から1年はかかるのが普通であり、
治療中に症状が一進一退することもしばしばなのです。
心の「病気」にかかっている(つまり自分のせいではない)ことを認め、傷ついた自分の心とゆっくり付き合おうと腰を据えることが、

早期の快復に結びつきます。
そして不可欠なのが、
家族や職場の「病気への理解」と「治療jへの協力」なのです。
家族の方々は、患者の人格や行動の変化に悩み、
苦しまれていることと思いますが、
やはり心の病気で一番苦しんでいるのは、患者本人なのです。
そして人格や行動の変化は患者のせいではなく、

心の病気による症状の一つなのです。
それを理解し、患者さんとともにゆっくりと治療に取り組み、
そして従来と変わらぬ愛情で患者さんを支えて頂きたいのです。
同じく職場の方々やご友人など周囲の人も、

心の病気を正しく理解し、
患者とその家族を支えてあげて欲しいと思います。
by心の病と精神医学~心の病にかかったら~
心の病を治すための心構え

トップページへ戻る