本日の心理学・名言1493

成功者のマネをすると、同じように成功しやすくなる。
これは、「私たちは環境・相手の影響を受けやすい」
という性質から見ても、そう言えるでしょう。
実際、子どもの頃は、周りのマネをしながら、
言葉を話し、言語数を増やし、
いろいろな動きができるようになっていくものです。
大人になってからも、うまくいっている人のコミュニケーション方法や、
考え方、行動方法などを観察することで、
それを取り入れて、成長していくことが可能なのです。
ただし、マネするときには、ポイントがあります。
たとえば、
ある成功しているトレーナーさんは、
「本をたくさん読むより、1冊をじっくり読む方が重要。だから、最近、私はあまり本を読んでいない」と言っていました。
ですが、よく聞いてみると、
「今まで膨大な数の本を読んできた」とのことでした。
もし、知識がまだ不足している状態で、このトレーナーさんのように、
1冊の本をじっくり読むことだけに集中するとどうなるでしょう?
もちろん、それで「考える習慣」が育って、成果が出るかもしれません。
ですが、きっとそのトレーナーさんは、今まで膨大な本を読むことで、
「どうやって考えていくと効果的なのか?」
「本のどの部分に注目すると良いのか?」
「どんな本を選ぶと自分の成長に役立つのか?」
「いろいろな人がいろいろなことを言っているが、その本質は同じだ」
などと、自分なりの知識や実践体験が混じり合って、
深い知恵や、成果を出すコツのようなものを
すでに持っているはずです。
だからこそ、新しい本を1冊読むとしても、
深く読み解き、ほかの知識を関連させながら、日常や仕事に役立つ
アイディアもどんどん出せるのです。
だいぶ長文になってしまいましたが、
今回お伝えしたいことは、
成功者の「今」をそのままマネるのか?
それとも、その人が成果を出すに至った「きっかけ」や「プロセス」をマネるのか?
その点を意識してみると、より効果的に、考え方や方法を取り入れることができるでしょう。【自己維新】3468話

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