本日の心理学・名言1458-4

眠りのサイクル

人間の睡眠中には、
浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠とがあります。
最近では、さまざまなメディアで取り上げられているので、
みなさん一度は聞いたことがあると思います。
レム(REM)とはRapid Eye Movement の略で、
レム睡眠時にはまぶたの下で眼球が
急速に動いているのでこのような名前がつきました。
ノンレムとは、そのような眼球運動が起こっていない状態のことですね。レム睡眠時には、身体は寝ているのに脳が半分起きている状態で、
このときに夢を見ます。
そして、ノンレム睡眠時には身体も脳も休んでいます。
寝入ってから3時間は、疲れを取るノンレム睡眠が多く、
その後は90分間隔でノンレム睡眠とレム睡眠が繰り返され
目覚めに近づくにつれてレム睡眠が多くなります。
レム睡眠はノンレム睡眠から身体を
目覚めさせる働きがあるわけですね。
さて、この睡眠サイクルを利用することによって、
疲れを取り、目覚めの良い睡眠をとることができます。
疲れを取るノンレム睡眠を多くとり、
眠りから覚めやすいレム睡眠時におきるようにすれば良いのです。
つまり、睡眠から
4時間半後、6時間後、7時間半後に起きるようにすれば
心地よい眠りと目覚めが得られます。
しかし、それ以上眠るとレム睡眠が続き、
浅い眠りが続くのであまり良い眠りが得られません。
寝すぎると余計に疲れた感じが残るのは、
このことも一つの要因ではないでしょうか。
こうして見ると、レム睡眠はないほうがいい気がしますが、
レム睡眠にも大切な働きがあります。
レム睡眠時には、起きている間に見たり聞いたりしたものを
一時的な記憶から長期的な記憶に固定します。
昼間の学習が多ければ、レム睡眠も増えることが確認されています。新生児は、毎日が学習なので睡眠の約半分がレム睡眠だそうです。
 結局、規則正しく、きちんと睡眠をとることが大切ってことですね。

トップページへ戻る