本日の心理学・名言1456-5

Plateau(プラトー)
どんなにすばらしい芸を身につけている達人でも、
極みに達するまでには
平坦な道を歩いてきたわけではないと思います。
1つのことを身につけるまでには、挫折やスランプなどがあります。
ブライアントハーターという心理学者は、
1つの技術を習得するには、意識とは無関係に、
進歩が止まる ”踊り場”があることを突き止めました。
これを、「練習の階級説」と呼び、
技術は直線的に向上するのではなく、
ある段階に達すると「練習の高原(プラトー)」と呼ばれる
いわゆるスランプに陥ります。
横軸に時間、縦軸に達成度をとる学習曲線で見ると、
この時期の曲線形がプラトー(高原)状態になっているため、
このように呼びます。
プラトーはどんなに才能がある人でも、
避けて通ることができない道であって、
そこさえ通り抜けることができれば技術はまた進歩する、
というのが彼の説です。
言ってみれば、スランプは次なる進歩のための
充電期間といったところでしょうか。
の現象の出現する原因としては、
課題に対する動機づけ(やる気)の低下、適切な学習方法の獲得の失敗、大きな練習単位への移行の困難さなどが指摘されています。
将来有望としてプロの世界に足を踏み入れた
ルーキーがいつのまにかいなくなってた・・・、
なんて話はけっこうありますよね。
そのほとんどが、スランプから抜け出せなくなって、
そのまま表舞台に 出れずに終わった人だと思います。
最近のメディアはスランプに陥るとバシバシ叩きまくりますからねぇ。
スランプに陥ってる人がいたら、
周囲の人はあたたかく見守って欲しいものです。
また、スランプに陥ったら充電期間に十分充電して、
這い上がるための機会をじっくりうかがいましょう。

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