本日の心理学・名言1456-2

トイレ利用実態調査
今回は、ちょっと風変わりな心理実験を紹介します。
それは、トイレの使われかたを観察して、
使用者の心理的状態を探ろうとするものです。
実験の結果、男子トイレでは入り口から
一番遠いところが最もよく使われ、
その次に手洗い場から2つめのところが
よく使われることがわかりました。
一方、女子トイレでは端っこよりも、
真ん中あたりのトイレがよく使われるという結果になりました。
女子は男子と異なり、
中ほどのほうが安心できるという心理が働いているようです。
男子のほうでは、
2人が同時に利用する時には
お互いになるべく離れて用を足すことも分かりました。
これは、お互いのパーソナルスペースが
重ならないようにするためです。
また、3つ便器がある男子トイレにおいて、
片端の1つを使用不能にして
隣り合わせにならざるをえない状況をつくると、
離れてするときよりも排尿に要する時間が短くなることもわかりました。 これは、自分のパーソナルスペースに他人が侵入すると、
できるだけ早くその場から立ち去りたいという心理が働くためです。
うちの大学の先生は、
他があいているにも関わらずわざと隣に行って用を足して、
隣の人を観察するのが好きだそうです。
あんまり、良い趣味だとは言えませんね。
ゆっくりと用を足させてあげましょう。

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