本日の心理学・名言1455-6

記憶の強化

何かを記憶する時には、黙読するよりも
声に出して読んだ方が覚えがいいようです。
記憶の研究で有名なゲイツという学者の研究によると、
文章や単語を覚える時には、読む時間「1」に対して、
暗唱する時間「4」が最も効率の良いそうです。
全ての時間を読むことにあてるより3倍もの量を暗記できるそうです(暗唱効果)。
歌の歌詞を覚えられるのは、口ずさんでいるからなのでしょう。
また、記憶されたものは寝ている間に
整理されるということも覚えておきたいことです。
ジェンキンスという心理学者によると、
学習後すぐに眠った場合、
入眠2時間後までは記憶の減少が見られるが、
それ以降は減少しないのに対し、
一睡もしないでいる場合には、
8時間を過ぎても減少し続けるそうです(ジェンキンスの記憶逓減理論)。
起きている間には、
余計な情報が入ってきて肝心なものが埋もれてしまうのです。
四当五落(睡眠時間4時間の者は受かって、
5時間の者は落ちる)なんて言いますが、
やっぱり睡眠はしっかりとったほうがよさそうです。
もう1つ記憶に関しての話ですが、
機械的な暗記は、記憶した直後から急激に減少し、
時が経つにつれてその減退の スピードが緩やかになります
エビングハウスの忘却曲線)。
そして、曲線が”急”から”緩”に変わる9時間以内に
もう一度復習すると、最終的な記憶の保持率が良くなります。
上に書いた、3つの理論をまとめると、
テストで良い点を取るためには、
①声に出して、暗唱する、
②前の日は、早く寝る、
③当日は、テスト前に見直しをする、ということになります。
みなさん、ぜひおためしを。
(この理論を試した結果、
良い点数を取れなくても、当方は一切責任を負いません。(笑))

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