本日の心理学・名言1454-2

単純接触仮説とは?
R.J.モアランドらは「単純接触仮説」という考え方で実験を行い、
”くり返しの出会いの効果”を 明らかにしました。
実験の内容は、
女子学生の半分(Aグループ)には毎週同じ男子学生の写真を見せ、 残りの半分の女子学生(Bグループ)には
毎週違う男子学生の写真を見せて、
好感度を調べる というものでした。
結果は、実験回数が増すごとにAグループでは好感度が上がり、
Bグループではそれぞれの男子学生に対する好感度は
ほとんど変わりませんでした。
このように、ある程度好意的な感情を持っている人に対しては、
会えば会うほど好感度が増すのです。
しかし、不快な感情を持っている相手とは逆の効果が現れ、
会えば会うほど好感度が下がってしまいます。
このことはみなさん、経験的に分かっているのではないでしょうか。
好意を寄せている人は、
会えば会うほど、よいところばかりが目立って
ますます好きになっていき、
逆に、嫌いな人は会えば会うほど、
嫌なところが目立ってしまいますます嫌いになっていく・・・。
当然といえば当然ですね。
初対面の人には、不快な気持ちにさせないように、
無難な挨拶をしたほうがよさそうですね。
第一印象がよければ(というよりも悪くなければ)、
接触回数を増やせば
自然に自分を好意的に思ってくれるわけですから。
まぁ、「第一印象はあなまりよくなかったけど、
話してみたらいいやつじゃん」なんてこともありますので、
あまり保守的になりすぎるのもよくないかもしれませんね。
いろいろと書いてきましたが、
結局人間関係そんな”単純”なものではないと思うんですけどね(^_^)

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