本日の心理学・名言1453-10

カクテルパーティー現象(自分に関することはよく聞こえる)
とても騒がしいところで、他の人たちの会話など
聞こえるはずもないのに
ふと自分の名前を呼ばれたような気がして、
振り向くと友人が呼んでいた・・・、といった経験は ありませんか?

面と向かって会話をしている相手の声を聞くのも
やっとなくらいに騒がしいのに、
なぜか自分に関連することはきこえてしまう・・・。
カクテルパーティー現象(カクテルパーティ効果)とは、
このように自分に関係のある情報に選択的な注意を向け、
他の情報よりも際立って取り入れやすくなる現象です。

名前は一番簡単な例ですが、そのほかにも例えば
自分がコンプレックスをもっている事柄(体型など)について
反応するということもあるでしょう。
あるいはサッカーが好きな人は、
それまで隣の席の人が何を話しているか全く聞いていなかったのに、サッカーチームや選手の名前が隣の席で話題として出てくると
急にそちらに注意が向くということがあります。
人間は全ての情報を同じように扱っているのではなく、
自分に関連する情報に注意を向け、
そのほかの情報は横においているわけです。
ただし、全く情報をカットしているわけではなく、
自分に関連する情報が出てくると
そちらに注意を向けることができるようです。
聞こえるはずがないと思って悪口を言ったのに、
実は本人には聞こえてた・・・、
なんてことがないように気をつけましょう。
・・・あっ、悪口は聞こえないように言いましょうってことではなくて、
できるだけ言わないようにしましょうってことですよ。
※カクテル・パーティー:カクテルと軽食を卓上に出して行う
立食形式のパーティー。

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