本日の心理学・名言21402-3

A
私たちの中には、

フロイト的にいえば本能的、無意識的に攻撃的な欲求があります。
そして、その欲求は、外に出してはいけないことになっています。
ところが、これに大義名分や理由がついて「相手が悪い」ということになれば、
怒りとして外に出してもいいことになります。
正当な自己防衛であれば法的にも認められます。
ふだん押さえていた攻撃的欲求が、ここぞとばかりに“正義”を得るのです。
日頃、そうした内面に潜んでいる攻撃的欲求を抑えていればいるほど、
抑制が取れたときに相手を攻撃しすぎてしまうのです。
しかし、これを続けていると、攻撃されている間は、
リベンジ(報復)を考えるようになります。
そして、お互いにエスカレートし、悪循環にはまってしまいます。
最初が肝心です。一度は思いっきり怒ってもいいのです。
それまでの不満をすべてぶつけてください。
ただし、それは一度だけ。
相手が謝っているのをいいことに、
二度、三度と絶対に怒らないことです。
大事なのは、相手が謝ったら、気持ちの上ではすぐには収まらなくても、
一回で矛を収めることです。

B
「コミュニケーション上手になりたい」

そのような素敵な目標をお持ちの方も多いですが、
成長を実感し、効果を実感するためにも、
さらに具体的にしてみることをオススメします。
たとえば、まずは「誰とのコミュニケーション」をより良いものにしたいですか?
相手が好きな人なのか、苦手な人なのかによって、
効果的な改善点は異なるものです。
はじめて接する相手なのか、長年付き合っている相手なのかでも、
ポイントは異なりますよね。
すべてに共通する改善点もあると思いますが、
あなたと同様、相手にも豊かな個性があります。
ですから、相手にあわせて「目標」をつくると、
具体的に取り組む内容も見えてきて、
コミュニケーションの変化も実感しやすくなるのです。