本日の心理学・名言7189-7

人はともすると、我さえ良くば、という心を使いがちです。
それは、神様の思し召しに反する心遣いであることを知らないからです。
神様は、人間が互いにたすけ合って、陽気ぐらしをすることを望まれているのです。
自己の利益のみにとらわれた考え方から、
真理にそぐわない多くのほこりの心遣いが出てきます。

ほこりの心遣いとは、本人もそれとは気づかない程度の、ごく些細なものです。
例えば掃除の行き届いた、見た目には塵一つ無いような部屋でも、
窓から差し込む陽の光を通すと、無数の埃が浮遊しているのが分かります。
どこにこれほどの埃があったのかと不思議に感じます。
そしてやがて、それは障子の桟(さん)や机に積もります。

心のほこりも同じで、私たちはややもすると、
物欲について十年、二十年のあいだ、
ほこりを払わずに積もらせていることがあるのです。

こうして、知らぬ間に積み重ねたほこりが種となり、
病気や事情(問題)となって芽生えてくることを、「いんねん」というのです。

神様の思し召しを定規として、通り来たった自己の道を反省し、
また、日々の心のほこりも払いつつ、いんねんを納消し、
神様の目的である陽気ぐらしに向かって、歩みを進めていく事が大切です。

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話の台第六集