@心の道・話の台:用語集

*ものだね(物種):物事のもとになるもの

*誠真実:ただ正直にさえして、
自分だけ謹んでいればそれでよいというわけのものじゃありません。
誠の理を日々に働かしていくという働きがなくては、
真実とは申せません。
そこで、たすけ一条(人救け一筋)とも聞かせられます。
互い立て合い、扶け合いが、第一でございます。
それによって、少しでも、人のよいよう、喜ぶよう、救かるように、
心を働かしていかねばなりません。

*因縁(いんねん):
本来は仏教用語で直接原因である「因」と間接的原因である「縁」とを言い、
直接的原因(因)と間接的条件(縁)とによって、
様々な結果(果)を生起することを意味しますが、
ここでは仏教の因果応報とは違い、
その奥に陽気ぐらしへと導こうとする神様の御心があることを意味しています。
一代に限定すれば、神様の基準に照らした時の心のほこり(身勝手な使い方)がつもり重なって、ついにはシミになって掃いても、拭いても取れない状態を言い、
前世から定まった運命。宿命も含まれる

*理:物事の筋道。もっともな事。道理。
神様の思し召し、お働き、ご守護

*徳:身についた品性。社会的に価値のある性質。
善や正義にしたがう人格的能力。
広く他に影響を及ぼす望ましい態度。
人間にとって徳とは均整のとれた精神の在り方を指すもの
徳は幸福の入る器の大きさであり、その人の持つ徳が生涯の幸・不幸を左右することになります。

*ひのきしん:
神様に生かされていることを感謝し、
その御礼を言動で示すことこと
ひのきしんに漢字を当てると「日の寄進」となるところから、
一般には「日々の寄進」と解されています。
一説には「日を寄進する」、すなわち一日の働きをお供えすること、
という解釈もあります。
誰にも平等に与えられている“時間のお供え”とも言えるでしょう。

*ほこり:惜しい(手間の出し惜しみなど)、欲しい(あるが上にもまだ欲しい)、憎い、可愛い(我が身可愛いなど)、恨み、腹立ち、欲(強欲、貪欲)、こうまん(自分の才能・容貌 (ようぼう) などが人よりすぐれていると思い上がって、人を見下すこと。)の八つのことや嘘、追従(おべっか)、陰口、勝手、無理のことで、すぐに掃いたり、拭いたりすれば無くなるという意味で使われています。

*陽気ぐらし:それぞれの個性を持った人間が、
互いに良い所をのばし合い、足りない所をおぎない合って、
互い立てあいたすけあって共に生き、
何を見てもいつ、どこで、何が起こっても
陽気に明るく受け止めてゆく心の姿勢で、
神様が一番喜ばれることであります。

*ふし:心の成人を促す神様からのメッセージ

*たんのう:単なるあきらめでもなければ、また、辛抱でもない。日々、いかなる事が起ころうとも、その中に神の親心を悟って、ますます心を引き締めつつ喜び勇むことである

*さんげ:世間一般では「ざんげ」といいますが、ここではただ悪かったと「さんげ」するだけでなく、心遣いを「さんげ」するところに身上(病気)や事情(問題)に「たんのう」(注2)を感じ、必ず喜びの心が伴います。そして「さんげ」したことを改めるべく神様に喜んで頂く道を実行する心定めをすること。

*伏せこみ:自分で計算せず、神様に一切をお任せして良き種をまいておこうとする信仰態度。、