本日の心理学・名言7116-3

私達の人生は、自分の思いの中でしか生きていけないということが本当のところです。

この自分の思いを難しい言葉で言い換えるならば、「自分の世界観」ということになります。
世界観とは、この世の本当のものは何かとか、人の生きる道は何かとか、
色々な出来事を見ながら考えることであります。
何を見ても聞いても、自分の人生に照らし合わせて考えられない人は世界観が狭いのであり、
反対に、まだ行ってもいない世界の果ての事情を聞いただけでも
自分の人生の片隅に活かしている人は、世界観が広いのであります。
ということは、私達の人生は、いくら勉強し、体験しても、
自分の世界観の中でしか生きていなと言えそうです。
そこでよく考えなければならないことは、
自分の世界観は、絶対に人には真似の出来ない唯一、自分だけのものであるということです。

ですから、人生は競争するものではありません。
自分とか自分の家庭は、因縁の影響もあって、他人には真似の出来ない唯一の世界ですから、
他人と競争してはいけません。
競争することの大切な条件は、同じ場所で、又同じ条件で、
同時にスタートをすることであります。
私達は皆、同じ場所で、又同じ条件でこの世に生かして頂いてはおりません。
また、スタートも場所も条件も、皆違います。

今の世の中は、そうしたことを考えないで、何でも競争したり、させたりするものですから、
これでは、自分にとってかけがえのない人生であることは、何処かへ行ってしまいます。
そして、いつも他人や外見を気にして落ち着かなく生きているのです。

*参照:用語集
by
心の道