本日の心理学・名言2460-7

一つには、人間の幸福感は、
衣食住が満ち足りることだと言われますが、
そんな簡単なものではありません。
心というものは、
これくらいで満足しても良さそうにと思うにも関わらず、
人に負けると面白くなかったり、
きりなく欲望が増えるしろものであります。
又、衣食住にしても、
いつも満ち足りているものではないようです。
だからそれ(衣食住が満ち足りる)のみに頼っていたら、
幸福感は必ず満たされなくなるのです。

それから、今ひとつの幸福感は、
心自身が感じる楽しみ、喜びであります。
それは娯楽を楽しみ求めることもあれば、
人間だけが持つ質の高い感動を求めることもあったりして、
なかなか奥深い働きをするものであります。
人間は何のために生かされているのだろうか、
どう生きていくのが本当なのだろうかとか、
心の底にそうした思いを抱えているのが
人間の本質だと思います。

この世で生きる人々は、
どんな社会・環境・仕事の中身であっても、
全てにおいて、質の高い考え方・質の低い考え方の
二つに分かれた心を持って生活をしていると思います。

質の高い考え方を持ち合わせている人は、
自分の望みを求めるにしても、
他人を押しのけたり、他人を顧みないようなことはしません。又、本質的に出来ないのです。

本当に徳のある人というのは、
この質の高い考え方が出来る人のことを言うのであります。
*参照:用語集
by心の道