本日の心理学・名言1944-5

幸福は誰もが願うところであります。
多くの人は、幸福とは自分の欲望が叶うことだと思っています。
ところが欲望という言葉の響きには
何となくきれいな感じに受け取れない部分があります。
でも、人間は食べる、服を着る、家に住む、
これ皆人間の本来の欲望であって、
これを捨てると生きてはいけません。
このように人間の欲望は当然であるにも関わらず
よく受け取れないのは、
欲望は次から次へと際限なくエスカレートし、
自分勝手を増長する性質を併せ持っているからであります。
どこまでいけば満足か、それには切りがありません。

神様の仰せられる幸福は、
欲望に制限を付けられたものであります。
その制限の一つは、世のため人のためになることの欲望です。

偉大な発明発見をする人は、
神様の御心(みこころ)に叶う
素晴らしい欲望を持ちあわせていることでしょう
そして今ひとつの制限は、
それは自分自身の欲望ですが、
基本的に慎みを持つということであります。
慎みを持つということは、
文字通り人々に比べておごらないことであります。
人間の本性として、慎みを忘れおごりたかぶるってしまうと、
国家も、家庭も、どんな地位の人も、
必ず自分の心でしか感じることの出来ない幸福から
遠ざかってしまうでしょう。
しかし、人間はどんなに頭が良くても、
慎みの心を持つということは大変難しいのであります。
頭で分かっていても、本当のところは分かっていないのであります。
これがそれぞれの心に持つ徳次第の幸福ということであります
*参照:用語集
by心の道

フロントページに戻る

ニックネーム (必須)

メールアドレス

件名「~について」など

ご感想など