本日の心理学・名言1742-4

子路(注)は、一つの善言を聞いて、まだそれを行うことができなければ、さらに新しい善言を聞くことを恐れた。(『論語一日一言』)

(私見)
子路は善い言葉を聞けば必ず実行する勇気のある人であった。
しかし、自分が善言を多く聞き過ぎて
実行しきれなくなることを恐れたのである。

彼は善いことを聞いたら実行することが
重要であると考えていたのである。
僕らはどうだろう。善いことだと話だけですましていないだろうか。
それで自分が成長したことになるのだろうか。
本当に知ったことになるのだろうか。
善いことはすぐに実行しよう。
そうしないと、
善いことをただ聞いたことがあるだけの人間になってしまう。
(注)子路~しろ、紀元前543年-紀元前481年)は、孔門十哲の一人である。姓は、名はであるが、『論語』では字の子路をもってしばしば言及される。季路とも呼ばれる

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