本日の心理学・名言1607-3

@思考を歪める心理効果~認知バイアス
認知的不協和
自分が「常日頃信じていること」や「世界に抱いている理解」が
目の前の事実や新たに提示される一般化された情報によって
「脅かされた」時、その人々の心の中で起きる不快な気分、
「もう聞きたくないから黙れ!」と思わず叫びたくなる
この「不協和」と「ストレス」を取り除くために普通の人は、
(1)それ以上調べることはやめて、
矛盾する情報は間違っていることにして払いのけるか、
(2)行動や信念を別の方法で正当化することになる。
この認知的不協和による精神的葛藤を経験した時、
人々はこの葛藤の解決として「思考様式が行動と合致する方向に
徐々に修正されていく」(自己正当化)。

コンコルド効果
心理現象の一つ。
超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。
コンコルドの誤りコンコルド錯誤(コンコルドさくご)ともいう。
ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが
損失につながるとわかっているにもかかわらず、
それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態を指す。
Arkes & Ayton (1999) によれば、
人間の幼児や下等動物にはこの現象がみられず、
成人だけが陥る現象であるとされている。
経済学の世界では、「サンクコスト効果」とか、
「サンクコストの錯覚」とも呼ばれています。

フロントページへ戻る