本日の心理学・名言1585-2

アンカリング

最初に提示された情報・条件が頭に残り、
その後の判断に影響を与えることをいいます。
プリフレームをより恣意的に行うことで、
最初からフレームを自分(部下)が望む方向に誘導するわけですね。

具体的にいうなら、なんでも自分でやりたがる上司や
心配性な上司には、「やるかどうか」を相談せず、
「やり方の手順」を相談すると、
余計な手間暇ストレスが回避できて便利です。

部下:申し訳ありません、B社に受注のシステムでトラブルがありました。お詫びの菓子折りを煎餅にするか饅頭にするか迷ってまして、私としてはB社の社長がお好きな饅頭がいいか考えてるのですが。

上司:確かに饅頭で良いが…(ちょっと不満顔)。

*「プリフレーム」とは、”プリ=前に”+”フレーム=枠”を
合わせた心理学用語です。
前に枠を作る、つまり”会話の枕詞”のように、会話を始める前に、
“枠”を意図的に作ってあげることで、
相手に会話の方向性に対する心構えをしてもらうというものです。

byビジネス心理学~対上司編~応用のトピックス