@理想と現実の差が大きい
私は経営者にコンサルティングをすることが仕事ですが、
経営者の中には理想と現実の差が大きい人もいます。
まだ、ほとんど売上もないのに、「年収1億円になる!」
みたいな理想を持っている人です。
残念ながら、こういう人ほど、理想と現実の差が大きくなって、
やる気が出なくなります。
また、「俺は何でもできる!」といった
根拠のない自信を持っている人も同様です。
#「自分はなんでもできる」という根拠のない自信は、
落胆を生み、やる気を下げる
その有名な例が、マイケル・ジャクソンでしょう。
彼は、若くして成功し、ギネスに「歴史上もっとも成功した
エンターテイナー」として認定されました。
出す曲、出す曲が大ヒット。
CMの出演料でも史上最高額、グラミー賞を年間最多受賞など、
10個以上のギネス記録をとったのです。
心理学の用語では「万能感(ばんのうかん)」と言いますが、
おそらく、マイケル・ジャクソンには「俺は万能だ!
俺は何でもできる!」という気持ちがあったことでしょう。
しかし、段々とマイケル・ジャクソンの人生には、冬が訪れます。
老化していく容姿、売れなくなっていくCD……。
マイケル・ジャクソンの、
理想と現実の差がパックリと開いていったのです。
それはまるで、雪山や氷河で、登山者をのみ込んで殺してしまう、
深い割れ目のように。
マイケル・ジャクソンは、
老化していく容姿に抵抗し、整形手術をしました。
スーパースターにふさわしい容姿を手に入れようとするも、
結果は失敗。
最後は、薬物に手を出して、薬物中毒で命を落とします。
分かりますか?
理想と現実の差が広がれば広がるほど、やる気がなくなり、
うつに近い状況になっていくのです。
byやる気の心理学
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