本日の心理学・名言1541-2

理想と現実の差が大きい
私は経営者にコンサルティングをすることが仕事ですが、
経営者の中には理想と現実の差が大きい人もいます。
まだ、ほとんど売上もないのに、「年収1億円になる!」
みたいな理想を持っている人です。
残念ながら、こういう人ほど、理想と現実の差が大きくなって、
やる気が出なくなります。
また、「俺は何でもできる!」といった
根拠のない自信を持っている人も同様です。
「自分はなんでもできる」という根拠のない自信は、
落胆を生み、やる気を下げる
その有名な例が、マイケル・ジャクソンでしょう。
彼は、若くして成功し、ギネスに「歴史上もっとも成功した
エンターテイナー」として認定されました。
出す曲、出す曲が大ヒット。
CMの出演料でも史上最高額、グラミー賞を年間最多受賞など、
10個以上のギネス記録をとったのです。
心理学の用語では「万能感(ばんのうかん)」と言いますが、
おそらく、マイケル・ジャクソンには「俺は万能だ! 
俺は何でもできる!」という気持ちがあったことでしょう。
しかし、段々とマイケル・ジャクソンの人生には、冬が訪れます。
老化していく容姿、売れなくなっていくCD……。
マイケル・ジャクソンの、
理想と現実の差がパックリと開いていったのです。
それはまるで、雪山や氷河で、登山者をのみ込んで殺してしまう、
深い割れ目のように。
マイケル・ジャクソンは、
老化していく容姿に抵抗し、整形手術をしました。
スーパースターにふさわしい容姿を手に入れようとするも、
結果は失敗。
最後は、薬物に手を出して、薬物中毒で命を落とします。
分かりますか?
理想と現実の差が広がれば広がるほど、やる気がなくなり、
うつに近い状況になっていくのです。
by
やる気の心理学

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