本日の心理学・名言1535-8

@質問し憶測を明らかにする
対人コミュニケーションの主な障害は「憶測」です。
憶測を明らかにするには、質問する、意見を述べる、
と言う二つの方法があります。
質問には「はい」と「いいえ」で答えられる「閉ざされた質問」と
5W1Hなど内容の説明を求める「開かれた質問」に二種類があります。
この二つの質問を、いつ、どのように使うかは目的によります。
情報を得るためならば、
開かれた質問」を使ったほうがいいでしょうが、
会話を「コントロール」したいのなら、
「閉ざされた質問」の方が適切です。
意見を述べるのは一方通行のコミュニケーション・プロセスで、
一方が話し、他方は聞いています。
しかし、意思決定には他人の参画が必要な時もあり、
しばしば一対一の対話が求められます。
意見を述べる時には、
他人が意思決定に参画するのを普通は認めません。
そこで、他の人に何かしてもらいたいとか、
誰かの援助が必要な時には、
質問(開かれた)の形式を取るのが
決定の一部に参画したと
相手に感じてもらう
効果的な方法です。
もし、残業を頼みたいのなら、意見を伝えることはできます。
「君に残業をしてもらわなければならないんだ」。
あるいは、質問(閉ざされた)しても良いのです。
「残業してくれないかね?」。
この単純な質問によって相手は
意思決定の一部に参画したような感じになります。
意見と質問とを一緒にするのも効果的です。
「君に残業をしてもらわなければならないんだ。
手伝ってくれないかね?」
byブレーキング・コミュニケーション・バリア~
効果的なチームづくり

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