本日の心理学・名言1531-3

@サッカーのテレビ中継で解説者がよく語る。
「左のスペースが開いていたのに…」
プレーしている選手がゲーム全体を見るのは難しい。
観戦している僕たちだってボールに絡んでいる選手を見ていると
他の選手の動きを見ることは難しい。
まして初心者のプレーヤーはボールを何とかするのがやっとで
目の前のボールしか見えない。
(中略)
僕たちのほとんどは、ついつい目の前のことにしがみついてしまう。
生活、恋愛、社会的な営み、お金を稼ぐこと、
恋人や友達とのトラブルの対処などなど。
ひとつひとつは大切なことだけれど
囚われてしまうと、生きることの「全体」が見えなくなる。
それなのに目の前に起こっている小さな出来事で
人生全体を理解しようとしてしまう。
*ブとタのあいだ  28ページ
小泉 吉宏著  メディアファクトリー刊
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木を見て森を見ない・・・なんて表現があります。
一つのことに囚われて全体が見えなくなってしまうことです。
ところで「囚われる」って漢字は、すごく良くできた漢字ですよね。
「人」が「□」で囲われているのです。
正に、一つのことに心を奪われて、
周りが見えなくなっていることを表しています。
常に広い視点で物事を考えることは簡単ではありませんが
一歩二歩三歩引いて、出来事を見る癖をつけていきたいですね!

私見:視野もそうですけれども、
時間軸も同じことが言えるのではないでしょうか。

by本日のレシピ

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