本日の心理学・名言1528-6

@【母のやる気が出た理由】
自分は誰かの役に立っている。
人はそう思えるとぐんぐん力がでてくる。
オレはお客の役に立っている。
そう思えるとどんどんやる気がでてくる。
私は家族の役に立っている。
そう思えるとどんどん生きる気力が湧いてくる。
ウチの母親は脳出血で倒れて以来、歩くことができない。
介護をしている方なら分かってもらえると思うけれど、
歩くことができないことをかわいそうだと思って、
家族が全部手出しをして本人に何もさせないと
どんどん今使える機能まで衰えて、
筋力が弱まり本当に寝たきりになる。
だから、介護を始めた当初は母によくこう言った。
「歩けなくなっても、ちゃんと這えるじゃないか。
自分で這ってトイレまで行けるじゃないか」
お尻でズリズリと這う母は,
そんな自分を惨めに思い、
めそめそとよく泣いた。
今、母は毎朝、お尻でズリズリと居間を這いながら
ペタコロで掃除をしてくれる。
(中略)
夜はお尻でズリズリと這って窓まで行き、障子を閉めてくれる。
たぶん、ある時、自分で気づいたんだと思う。
「自分は家族の役に立っているんだ」と。
なぜ、母は「自分は家族の役に立っているんだ」と
理解したのだろうか?
それはおそらく母にカミサンが感謝したからだ。
「お母さん、居間を掃除してくれてありがとうネ」
「お母さん、障子を閉めてくれてありがとう」
その言葉を受け入れて母は自分が誰かの役に立っていることが
分かったのだと思う。
だから、ぐんぐん彼女は力強くなってきたのだ。
人は誰かの役に立っていることが分かると力が出る。
あなたも誰かからこう言われたことがあるはずだ。
「あなたのおかげです。ありがとう」
その瞬間に溢れる喜び、湧きあがる力、身体中にみなぎる気力。
人は誰かの役に立っていることが分かると力が出る。
あなたも私も社員もスタッフも同じである。
自分は誰かの役に立っている。
人はそう思えるとぐんぐん力と、やる気とる気力が湧いてくる。
「あなたのおかげです。ありがとう」
この言葉にはモンノスンゴイ力があるんである・・。
byビジネス心理学

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