本日の心理学・名言1520-3

あなたは、あなたの大好きな大切な人に、
常日頃から、素直な好意の表現を、しているでしょうか?
「ええ、結構できてると思いますよ!」という方なら、おそらく、
人間関係全般、おおむね、うまくいってるんではないでしょうか。
けれども多くの方にとっては、
「うーん、そこまで素直には表現してないし、出来ないよなあ」
という感じ、だと思うんですよね。
では、なぜ、好意を素直に表現できないんでしょうか?
オギャーと産まれたばかりの頃は、誰もが今より表現してたんです。
その心が全開の子供の頃に、何らかのシチュエーションで、
愛や親密感、それ以外のものを感じ取って、ショックを受けて、
素直に、感じたり、表現したり、していることを、
怖れて、身構えるように、なり過ぎてしまったんですね。
特に関わりやスキンシップを必要とする幼い時期に、
さびしさや不安を感じて過ごすことが多かったのかもしれませんし、
身の危険を感じる体験をしたのかもしれません。
親の気を引いたり理解を求めるための、
拗(す)ねたり閉じ籠もったりが、
癖のようになっていて、最近も出てしまっているのかもしれませんし、
あまのじゃくな部分は、
表現下手な親を見習ってたのかもしれません。
好意を寄せたクラスメートに、素っ気無くされた悲しさや、
付き合い始めた恋人に、突然別れを切り出されたショックなど、
誰かに恋すること自体が、怖くなっていることもあるかもしれません。
社会に出て働き始めても、日々の苦労や理不尽さに、
心を強く固めて、一生懸命に生き延びてきたのかもしれませんし、
そんな中で、「簡単に他人に心を許しちゃダメだよ」と、
自分を守るために、自分に言い聞かせてきたのかもしれませんね
そうして、いつの間にか、大人になった今、
実は「大好き」な相手にこそ、逆の、「別に。」という態度を、
してしまうようになっていたりしませんか?
そこでまた、クール目にサバサバ系で振る舞う方が、
恋愛の駆け引きでは優位な立場を取れるなどと
間違った学習をすると、ますます、表現下手は
潜伏強化されてしまっていたりもします。
パートナーシップにおいても、突き詰めていくと必ず、
閉ざしがちだった心を再び開いて、
素直に表現せざるを得ない段階が、
やって来ます。
逆を言えば、それが出来るようになると、
これまで停滞していた人生が、ガラリと変わるんです。
あらゆる関係性において、受け身で待ちの状態を卒業して、
自分発信で、表現の仕方を工夫しながら、
作っていけるようになるんです。
私たちの日頃のカウンセリングでも、
この凝り固まった観念や、心を隠す癖に気付いて、
大好きな大切な人と心地良い関係を築いていけるように、
意欲と勇気をもって、素直に好意を伝える
練習をしていたりするんですね。
by恋と仕事の心理学

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