本日の心理学・名言1484-7

@鈴の音

わたしは長い間
目を閉じていたのでした

ずっと長い間
気が遠くなるほどの時間
目を閉じていたのでした

それは何故?

何を見たくなかったわけでもなく
何を見たかったわけでもなく
なぜだか分からないけれど
目を閉じていたのでした

あまり心地よい時間ではなかったけれど
心は静かになっていたのです

そしてわたしは

“音”に気づくのでありました

シャンシャン
鈴の音
すてきな音色

きっとそれは
目を閉じていたから聞こえたのでしょう

シャンシャン
鈴の音
すてきな音色

体の中に
心の中に
すうっと染み込んだ

そして何かを思い出したように
ようやくをもって
この目は開かれるのです
HP:詩集~彩~より

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