本日の心理学・名言1455-2

マジカルナンバー7

日本語の言葉には7や8がついたものが多くあります。
たとえば、「七福神」「七転八倒」「なくて七癖」「親の七光り」・・・「百八の煩悩」「八百長」「八百屋」・・・。
ここでの7という数字には、”数えられる程度の”という意味があります。

「なくて七癖」という言葉は、
どんな少ない人でもいくつか(数えられる程度)の癖は
もっているものだ、という意味ですよね。
そして、8には”数えられないほど多い”という意味があります。
八百屋さんには、たくさんの商品がならんでいるということです(八百種類もあるわけじゃないですよ)。

では、なぜ、7と8がこのように使われるのでしょうか?

人は7以下のまとまったものは覚えやすく、
逆に8以上になると覚えにくく、理解しにくいのです。
これを心理学用語で「マジカルナンバー7」といっています。
残念ながら、なぜ境目が7と8なのかという説明は
現在のところなされていません。
しかし、このことを知っておくと問題点が多くてどうしようもない時に、
焦点を「7」以下におさえて見つめなおすことによって、
問題解決に役立つかも知れません。
人によって覚えられる数には差があるので、
一般的にはマジカルナンバー7±2といっています。
実際には、けっこう頑張って覚えられるのが「7」くらいまでで、
パッと覚えられるのは「4」くらいまでのようです。
そのため、「4」をニュー・マジカルナンバーと呼ぶ人もいるようです。
携帯番号が4ケタで区切られていると
、確かに覚えやすいですよねー。

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