本日の心理学・名言1430-10

@「目下の人」をほめるつき合い方
下には自然体で何でも言えるのに、
上に対しては妙にへりくだってしまうというのは、
日本のような人間関係を重視する社会では当たり前です。
また、上に対して腰が引ける傾向の強い人がそれを直そうとしても、
上への批判は怖くてまずできません。
むしろ、この場合、改善できるとしたら下への接し方でしょう。
「ときには、下をほめる」ようにしてはどうでしょうか。
下をほめるということは、それほど簡単ではありません。
まず、自分の地位やプライドが邪魔をします。
でも、思い切ってほめてみると、下の人は喜んでくれるし、
こちらの意を酌んで動いてくれるし、好意を持つようにもなりますから、職場の雰囲気も和やかになること請け合いです。
部署の成績も上がって、上司の覚えもますますめでたくなって、
いいことずくめです。
こういうタイプの人は、おそらく順調に出世していくでしょう。
このまま上下関係を改善せずにいくと、
自分が長になったとき、
下からの意見に耳を貸さない硬直化した関係になりかねません。
そのときを見通して、今から下の人と上手に意思疎通を図りながら
意を体して動いてくれる部下を育てておくことが、
最も賢く、ベストの道といえるでしょう。

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