本日の心理学・名言1352-2

相手に対して心を開いていないと、相手が自分に心を開いているのかどうかの区別がつきません。
いえ、区別がつかないというよりも、
相手は心を開いていないように見えます。
相手が心を開いていても、閉ざされているように感じてしまうのです。
悲しくなります。
みんなが自分に心を開いてくれたらなぁ・・・といいたくなる
気持ちは分かりますが、
こういう前提条件を突きつけていると、
永久に人と心を割って話をすることは出来ません。
「相手が○○してくれたら、△△してもいい」という発想は、
これ以上傷つきたくないという防衛の姿勢の表れです。
過去においてたくさん傷ついた人は、
しばしばこういう発想をするものです。
しかし、これは、相手に対する否定のサイン又は拒絶のサインです。
人は、こういうサインには敏感なものです。
相手は、あなたが心を開いているかどうかは
いちいち気にはしませんが、
無意識のうちに心を閉ざしてしまうのです。
こうしてあなたは、せっかく開いていた相手の心を
閉ざしてしまうのです。
これでは永久に人といい付き合いをすることは出来ません。
でもここにもまたジレンマがあります。
心を開いたら愛が入ってきて、ますます心を開くことが出来ますが、
心を閉ざしていると、ますます愛が入らないので、
ますます心を開くことが出来なくなります。
悪いことは何でも悪循環になるのです。

トップページへ戻る