本日の心理学・名言1116-5

@他人の怒りに対応する方法
自分に対して誰かの怒りが向けられた時、大切なことは、自分の怒りの場合と同様、「怒りは相手のもの」であることを確認することです。
相手の怒りを「自分のせい」だと受け取ったり、仕返しに自分も怒ったりすれば、意味の無い攻防を始めることになります。
他者の怒りはまず伝染させないことが重要です。
次に大切なことは、相手の怒りの気持ちを否定しないこと。
「そんなに怒ることはない」とか「怒るのはよくない」といった対応で、相手の怒りを否定しようとせず、相手のものとして受け止め、その理由を理解し、それに対応する意志のあることを示すことが大切です。
相手の気持ちを受け止めると同時に、自分の気持ちを相手に伝えることも大切です。
「怖い」「動揺している」「ちょっと待ってください」など、防衛的な気持ちを表現することが必要です。つまり、脅威のぶつけ合いによる泥仕合は避けて、お互いの問題解決能力を発揮するきっかけをつくろうとすることです。
それでも解決できない場合は、第三者に仲介を頼むのも有効な方法です。
自分の怒りに関しては、怒りの感情に慣れ、怒りをためて爆発させないよう、日頃から心がけること、他者の怒りに対しては、受け止め、自分の気持ちを相手に伝えることが大切です。
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