本日の心理学・名言1088-5

@落ち込んでいるときには客観性がどこかに消えてしまい、切羽詰った感じになるものです。いい気分のときは、そんなことはすっかり忘れ、何もかもよく見えます。
つまり気分しだいで現在の状況・・・結婚した相手、職場、持っている車、将来性、子供時代・・・に対する見方がころりと変わるのです!
落ち込んだとき、私たちは気分のせいにする代わりに人生を間違えたと感じてしまいます。
それまでの人生がたった数時間の間にガラガラと崩れてしまったような錯覚にとらわれます。ですが、実際のところ、人生は落ち込んだときに感じるほどひどくはありません。
人生とはそんなものさ、と暗い気分に浸っているより、人生を現実的に見つめる機会、自分の判断が正しいかどうか自問する機会と受け止める方がいいのです。
「たしかにいま自分は落ち込んでいる(怒っている、欲求不満、ストレスだらけ、憂うつ)、気分はどん底だ、こんな時はいつも否定的なことしか思いつかない」と自分に言い聞かせることです。暗い気分は「放っておけば自然に消滅する人間の宿命的な感情」と割り切ってやり過ごすに限ります。
暗い気分の時は人生を分析しない方がいいのです。どんどん暗くなるだけですから。
いい気分の時はありがたく思い、暗い気分の時は「これもいまに消える」と自分に言い聞かせて待つことにしましょう。それは必ず消えるから。トップページへ戻る