@A:#超感覚的知覚(ESP)
五感や論理的な類推などの通常でありきたりの手段を用いずに、外界に関する情報を得る能力。
まれに「感覚外知覚」とも。超能力の一種とされる。
超感覚的知覚にはテレパシー、予知、透視、千里眼などが含まれるとされている。
従来の定義では予知は含まれていなかったが、新しい定義ではそれも含めている、ともされる。
@B:#孤立効果/重畳(ちょうじょう)効果
記憶材料のリストが多数の類似した項目(重畳項目)と
少数の異質な項目(孤立項目)から構成されているとき,
孤立項目の記憶成績が重畳項目の成績よりも優れていることを孤立効果とよぶ。
逆に重畳項目の成績が孤立項目よりも劣ることを重畳効果とよぶ。
これらの効果は各項目の絶対的特性によるものではなく,相対的なものである。
リスト中に占める孤立項目の比率を高めていくと孤立効果は小さくなり,
やがて重畳効果へと転換していく。
@C:#達成動機
ある程度高い目標を掲げ,障害を克服してその目標の完遂に努力しようとする動機。
アメリカの心理学者 D.マックレランドらにより研究が進められ、
達成動機の高い者の心的特徴が調べられた。
またこれは,社会的動機の一つであって、
社会が経済的に成長,繁栄するには、
社会の人々の達成動機が高められていることが前提となると考えられた。
@D:#スケープゴート
「身代わり」「生贄(いけにえ)」などの意味合いを持つ聖書由来の用語。
精神分析学や社会心理学において、人は無意識のうちに、
不満や不快を覚えると、不快感やルサンチマンなどを他者に対して抱く。
このような現象はあらゆる集団で発生しうるものであり、
そうした不快感を押し付けられたり被られたりした個人は、
その特定の集団内においてスケープゴートとなるのである。
*ルサンチマン:すなわち行動によって反応することが禁じられているので、
単なる想像上の復讐によってその埋め合わせをつけるような徒輩(やから)である。
@E:#ウェーバーの法則
E.H.ウェーバーによって見出された,感覚刺激の識別に関する法則。
感覚は主観的なものであるから,その強さ E は相対的にしか測定できない。
ある強さの感覚刺激を I とし,ΔI だけ強めるか弱めるかして変化させたとき,
初めてその刺激の強度の相違が識別できたとする。
*Δ (デルタ) (ギリシャ文字):しばしば「何かがちょっとだけ増えた量」を表すのに使われます。
@A:#プライミング効果
先行の学習もしくは記憶課題が、後続の別の学習もしくは記憶課題の成績に、
無意識的に影響を与えることをいいます。
具体例を挙げると、例えば、連想ゲームをする前に、
あらかじめ果物の話をしておくと、
赤という言葉から「りんご」や「いちご」が連想されやすくなるということがあります。
@B:#発達加速現象
時代が進むにつれ、個体の生理学的・生物学的成熟が早まる現象をいいます。
身長や体重の増大という量的側面はもちろん、
第2次性徴の低年齢化といった質的側面の変化も含まれます。
このように発達加速現象にはふたつの側面があり、
量的側面が加速する現象を「成長加速現象」、
初潮や精通などの性的成熟や質的変化の開始年齢が早期化する現象を「成熟前傾現象」
と分けて呼ぶこともあります。
@C:#快楽原理
快楽原則は人間が快楽を求め苦痛を避けること、すなわち生理学的・心理学的な必要を満そうとすることを表す。
必要であれば充足を延期する現実原則がこれと対を成す。
現実原則を快楽原則と対立するものとは考えず、快楽原則の変形されたものと考えたフロイトは,
人の心の発達の過程において、現実原則の支配を重要であると考え、
現実原理を確立することこそが人の自我発達の最も強力な力となると考えた。
@D:#カインコンプレックス
ユングによれば、兄弟の関係において差別的に親の愛情を受けた場合、
それによって苦しんだ原体験は、兄弟以外の関係にも投影されていくという。
このコンプレックスを負う者は、
親の愛を巡る葛藤の相手となった兄弟と同じ世代の周囲の人間に対して憎悪を抱くこともあるという。
これをユングは旧約聖書、『創世記』偽典『ヨベル書』の神話を基に「カインコンプレックス」と呼んだ。一般的には、兄弟間の心の葛藤、兄弟・姉妹間で抱く競争心や嫉妬心のことを言うとされる。
@E:#観客効果
見物効果ともいう。人前でスピーチ,歌,ダンス,その他の作業をするとき,
他人に見られているということによって影響されること。
この場合,過度の緊張や不安が生じ,行動に混乱が生じたり,作業能率が低下したりすることが多いが,
反面見られていることによってかえって能率が高まることもある。
A:#10,000時間の法則
マルコム・グラドウェル氏が提唱した法則で
偉大な成功を収めた起業家や世界的に有名なスポーツ選手など
何かの分野で天才と呼ばれるようになる人達に共通しているのは
10,000時間というこれまでに打ち込んできた時間が関係しているというものです。
@B:#心理学で見る嘘のしぐさ
心理学的に見ると、腕を組むしぐさだったり、
ポケットに手を入れるなど「手を隠すしぐさ」。
「手で顔を触るしぐさ」も嘘のしぐさの一つとされています。
しぐさの他にも心理学では、「言われた事に対しての反応が速くなる」、
「言葉が極端に短くなったり、手っ取り早く話を終らせようとする」などの
話し方に関するポイントも知られています。
更に「聞いてもいないことを細かく話し始める」といった言動もあります。
また、作り話を考えている時、脳は論理的思考(左脳が働く)になるので、
視線が斜め右上になります。
@C:#ライフサイクル論
エリクソン,E.H.により提唱された発達段階論です。
人間の発達を、加齢による生物学的な成熟と衰退のみを基礎としたものではなく、
「人間とは誕生から死まで生涯をかけて発達する存在である」ことを前提として、
出生から、子ども、大人、老人に至るまでの発達を包括的に見ていくことをいいます。
@D:#ロー・ボール・テクニック
まずは相手が受け取りやすいボールを投げてから、徐々にオプションを増やしていく方法。
説得技法の一つとされる手法で、まずは魅力的な条件で相手が要求を飲む決断を促し、
その後に不利な条件を提示する手法のこと。
例えば、ある商品を購入するか考えている相手に対して、商品のメリットのみを説明し、購入に意志を決めた後に、
「実はこのメリットを活かすためには有料の付属品を買わなければなりません」
と説明するような手法。
@D:謙虚過ぎる人
日本人は謙虚な人が多いと言われていますが、
過剰な「へりくだり」が目立つと 他人はマイナスな印象を受けるようです。
つい謙虚になり過ぎてしまう心には、
自分の発信を信じられない自己評価の低さがあります。
自分が何かをする前に過剰にへりくだるのは、自信がない証拠です。
そして、謙虚な発言をすることで、
自分のプライドを守ろうとしているのかもしれません( 防衛機制)。
また謙虚な発言は、
自分を低く見せて相手を持ち上げる迎合行動の1つとも言われています。
周りとの軋轢を避けるため、日本人は謙虚さを身につけているのかもしれません。
by 性格からわかる心理学
- @A:#モラトリアム
本来は「支払い猶予期間」の意であったのを転じて,
社会的責任を一時的に免除あるいは猶予されている青年期をさす。
生きがいや働きがいを求め,発見するための準備を整える一方、
自分の正体,アイデンティティを確定できず、
無気力、無責任、無関心など消極的な生活に傾きながら,
自我の同一性を確立してゆく。
*アイデンティティ(自我同一性):
いわば「これこそが自分自身である」といった実感を示す言葉。
@B:#カウンター・エグザンプル
物事に対して、ある「一般化」の思い込みをしている人に対し、
それが真実ではなく、単なる思い込みに過ぎないことを気付かせるテクニックである。
「一般化」の表現をしている人は、「みんな」「すべて」「いつも」という表現をよく使う。
本当に「みんな」そうなのか? 本当に「すべて」そうなのか?
本当に「いつも」そうなのか?
具体的な過去の体験について語ってもらうことにより、
その思い込みを気付かせることができる。
@C:#自律神経系
身体の中の神経系の一部です。
意志でコントロールできない部分ですが、
逆に意識しなくても生体内のバランスを保つ働きをしてくれています。
自律神経系には交感神経系(動的)と
副交感神経系(静的)とがあります。
これらがバランスを取り合いながら、
身体の状態を一定に保つようにしています。
このように身体の内部環境を一定に維持する働きをホメオスタシスといい、
このバランスが崩れると精神状態にも悪影響を及ぼします。
@D:#部分刺激の拡大効果
その人のある長所を褒め続けてあげると、次第に自分自身で「自分は出来る人間なんだ」と思うようになり、褒められる度に自分自身の全てがほめられていると感じ始め、
それが自信に変わり、本来は苦手だったはずの他の部分も相乗効果で良くなっていくという心理なのです。 - つまりどんなに些細な事でも、
相手を褒めるということは、とても大事なことというのを気付かされくれる心理学ですね。
A:#リフレーミング
フレーミング:肯定的な雰囲気を作るすべての言動
ある枠組み(フレーム)で
捉えられている物事の枠組みをはずして、
違う枠組みで見ることを指す。
リフレームの目的は、
今までの考えとは違った角度からアプローチしたり、
視点を変えたり、焦点をずらしたり、解釈を変えたりと、
誰もが潜在的に持っている能力を使って、
意図的に自分や相手の生き方を健全なものにし、
ポジティブなものにしていくことです
@B:#クレショフ効果
ひとつの映像が、映画的にモンタージュ(編集)されることによって、
その前後に位置するほかの映像の意味に対して及ぼす、性質のことをいう。
観客にとって、映像がばらばらに単独で存在するわけではなく、
つながりのなかで無意識に意味を解釈するのである。 - @C:#親和性バイアス
自分が好きなものや慣れ親しんでいるものや、
好意を寄せているチーム(人物)の『価値・能力』を
実際よりも高いものとして過大評価してしまうバイアスである。
確証バイアスと似たメカニズムが働くバイアスであるが、
より『自分が好きなもの・対象の贔屓(ひいき)』といった要素が
強調されたバイアスになっている。
*確証バイアス
個人の先入観に基づいて他者を観察し、
自分に都合のいい情報だけを集めて、
それにより自己の先入観を補強するという現象。
@D:#アクション・スリップ
認知の制御過程における実行段階でのエラーを言います。
例えば、ハサミを取りにいったのに、
うっかり本を持って戻ってきてしまったというようなミスがこれに当たります。
このエラーは、無意識的に発生するのが特徴です。
アクション・スリップは、
決まりきった日常的行動においておいて生じやすいとされています。
@A:#ステレオタイプ
ある他者がどのような人物か考える際、人は性別や人種、職業などのイメージから
判断してしまうことがあります。
このように、理解したい対象にあてはめて考える、典型的で固定化されたイメージのことです。
一定の社会的現象について,ある集団内で共通に受け入れられている
単純化された固定的な概念やイメージを表わすものとして用いられる。
@B:#ストループ効果
それぞれ意味の異なる刺激が同時に呈示されると、
刺激に反応するまでに時間が多くかかる現象のこと
例えば、色名を答える質問を行った場合、赤インクで書かれた「あか」の色名を答える場合より、
青インクで書かれた「あか」の色名(『あお』)を答える方が時間がかかる事をいう。
@C:#転移
クライエントが、過去に重要な他者(両親など)との間で生じさせた
欲求、感情、葛藤、
対人関係パターンなどを、別の者(多くの場合は治療者)に対して向ける非現実的態度
過去の重要な他者に向けられていた愛着欲求や依存欲求が向けられることを「陽性転移」、
敵意や攻撃欲求が向けられることを「陰性転移」と言います。
治療者側がクライエントの示す転移表現に対して、感情的に反応を返すことを「逆転移」と言います。
@D:#イディオサバン(白痴天才)
全体としては知能の発達がおくれているが,
ある特定の面についてだけはすぐれた才能をもつ精神遅滞者をいう。
地名,駅名,番号,カレンダー,時刻表などの機械的記憶にたくみな場合が多く,
そのため近年では小児自閉症との異同が問題にされるが,
音楽や絵画に秀でることもある。
フランスで発見され研究されたのでこの語が世界的に通用するが,
日本語では〈聡明な白痴〉〈白痴の天才〉などと訳される。
*白痴(はくち):精神遅滞の重度のもの
@E:#ビッグファイブ
ゴールドバーグ,L.R.が提唱したパーソナリティの特性論で、
人間が持つさまざまな性格は5つの要素の組み合わせで構成されるとするものです。
「特性5因子論」とも呼ばれます。 - その5つの因子とは、
「神経症傾向(N)」
「外向性(E)」
「経験への開放性(O)」
「協調性(A)」
「誠実性(C)」です。
@A:#PM理論
三隅二不二によって提唱されたリーダーシップ理論。
彼はリーダーシップの果す機能を,
(1) 組織目的を達成させるような「職務遂行機能」 Performanceと,
(2) メンバー間のコンフリクト解消などの
「集団維持機能」 Maintenanceの2つの次元からとらえ,
リーダーシップを PM型,P型,M型,pm型 (ともにその機能が弱いもの) の
4つに類型化した。
*コンフリクト~葛藤(かっとう)
人と人が互いに譲らず対立し、いがみ合うこと。
心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。
@B:#ペルソナ
自己の外的側面。
例えば、周囲に適応するあまり硬い仮面を被ってしまう場合、
あるいは逆に仮面を被らないことにより自身や周囲を苦しめる場合などがある。
逆に内界に対する側面は男性的側面をアニマ、
女性的側面をアニムスと名付けた。
男性の場合にはペルソナは男らしさで表現される。
しかし内的心象はこれとは対照的に女性的である場合があり、
これがアニムスである。
逆に女性の場合ペルソナは女性的な側面で表現される。
しかし、その場合逆に内的心象は男性である場合があり、これがアニマである。
ペルソナは夢の中では人格化されず、
一般に衣装などの自分の外的側面で表されることが多い。
C:#ファイ現象
静止画の連続によって引き起こされる仮想の運動を知覚する現象のこと。
仮現運動を引き起こす代表的な現象。
*仮現運動:実際には物理的運動が存在しないにもかかわらず、
物体が運動して見える現象のこと。
@D:#ミラーリング効果
相手と同じことをしている状態と相手との親密度に対して、
それぞれの度合いを【同じことをしている=親密度】として認識することが多いので、 - 同じ行動をしたり、同じものを持っていたりすると
『心を許せる人』と思ってしまうという心理学的な現象のことです。
@A:#精神テンポ
精神作業や動作に現れるその個人特有の速さ。
その個人にとってはちょうどよいと感じられる速さのこと。
この精神テンポには,作業全般に通じる遺伝的に規定された
固有テンポがあると考えられているが、
別に、たとえば知覚は速いが運動は遅いというように、
同一個人でも作業の種類によって異なったテンポがあるとする研究もある。
@B:#昇華
心理学・倫理における昇華(しょうか)とは防衛機制の一つ。
社会的に実現不可能な目標・葛藤や満たす事が出来ない欲求から、
別のより高度で社会に認められる目標に目を向け、
その実現によって自己実現を図ろうとすること。
例えば、満たされない性的欲求や攻撃欲求を
「芸術」という形で表現することは、昇華と言える。
@C:#相互依存理論
人は、「経費「(コスト・手間・時間・大変さ)」を最小化し、
「粗利(利益・お得な事・精神的満足感など)」を最大化して、
「純利益(粗利-経費)」がなるべく大きくなるように対人関係を構築しようとする、
という理論である。
@D:#レミニセンス
記銘した直後よりも、一定時間が経ってからのほうが
よく記憶を想起できることを表す。
レミニセンスはワード・ホブランド効果と
バラード・ウィリアムズ効果に分けられる。
*ワード・ホブランド効果:
意味を持たない内容の記憶(無意味綴り)について起こるレミニセンスをという。
10分以内に起こる。
*バラード・ウィリアムズ効果:
意味を持った内容の記憶について起こるレミニセンスをという。
数日の間に起こる。
*記銘(きめい):
記憶の第一段階。新しい経験を受け入れ、
それを覚え込むこと。
@A:#パレートの法則
経済において、全体の数値の大部分は、
全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。
80:20の法則、ばらつきの法則とも呼ばれる。
例えば、世界の富の80%は20%の人間によってもたれている。
ある企業の利益の80%は20%の従業員によって
もたらされていると言ったものです。
@B:#アウェアネス効果
カウンセラーなどに話をするうちにオートクライン(注) が起こり、
自分の考えや感情などの理解が深まることで、
今まで見えてなかったことに気づいたり、
頭の中が整理されることを言います。 *オートクライン:
相手に話しながら、自分自身もそれを聴いている状態。
脳が自分自身の発した言葉を聴いている状態。
@C:#仮現運動
実際には動いてないのにも関わらず、動いているように見えてしまう現象のことをいう。
仮現運動には、「対象がある位置から別の位置に移動する」と
「運動として最も単純な軌道上を移動する」という2つの原則がある。
例えば、空間中の2点が交互に点滅を繰り返すと、
この2点が同じ点が運動しているように見えるということがある。
つまり残像が見える。
今日、テレビや映画で「動画」を楽しむことができるが、
テレビや映画で見る「動く」映像は、実際は多くの静止画像の集まりなのである。 - @D:#ピア・プレッシャー
仲間からの圧力、要は同調圧力のこと。
例えば、日本企業の特徴は「仲間との和」を重んじる家族主義的な経営。
そのような環境では「仲間に迷惑はかけられない」「仕事が遅れたら申し訳ない」といった心理が働く。
そのことが仲間との協力関係を醸成し、大きな成果に結びつく。
@A:#聞くテクニック
聞きのプロであるカウンセラーがまず最初に実践する最も有効な手立てとして、
なんといっても「あいづち」が挙げられるでしょう。
2ステップ目だと返事も「はい」や「うん」だけではなく
バリエーションを持たせ、例えば敬語での会話なら,
「はい」「あーぁ!はいはい!」「ええ」「ええ、ええ」「なるほど!」「そうなんですか!?」「やっぱそうですよね」
「そうなっちゃうんですよね」など。たったこれだけでも相手は、
意識的にこれらのことをしていなかった時よりずっと、
『すごく親身になって聞いてくれてる』と思うはずです。
これは人間関係に大きく関わってくる心理学の一つなのです。@B:#文脈効果
知覚・認知・言語・記憶に関する概念で、
その前後関係から対象となる刺激の知覚過程が影響を受けることです。
身近な例を挙げてみると、「のり取って」と言われたとき、
それが食卓であれば食べ物の海苔のことを指していると思い、
また、相手が何かを貼ろうとしている状況なのであれば、
文房具の糊のことを指しているとわかるでしょう。
これが、言語における文脈効果の例です。
このように周囲の状況により意味が変わる現象が、文脈効果と呼ばれるものです。
@C:#観客効果
見物効果ともいう。
人前でスピーチ,歌,ダンス,その他の作業をするとき,
他人に見られているということによって影響されること。
この場合,過度の緊張や不安が生じ,行動に混乱が生じたり,
作業能率が低下したりすることが多いが,
反面見られていることによってかえって能率が高まることもある。
@D:#自我の含蓄
成長するとともに自己に対する考え方が拡大されて考えるようになっていきます。
この状態を「自我の含蓄」といいます。
拡大とは、自己だけを対象に考えていたのもが、
自己以外の家族、友人、学校、会社、町、国家、民族など, - までを自己と同じように考えることになることです。
したがって、
その拡大された自己に対する悪口は、
自分に対する悪口と感じるようになります。
@A:#ブロッキング(阻止現象)
連続加算作業や色名呼称など等質的,連続的な作業において,
短時間ではあるが一時的な作業の中断がリズム的に繰返されること。
疲労,心的飽和などによる。
*連続加算作業:検査法において用いられ、 一けたの数字を、
連続的に加算する作業を行わせ、その結果によって性格や適性を判断する。
*色名呼称:色に対して付けられた名前である。「赤」や「青」などがある.。
*心的飽和:効果がみられない同一の作業を反復し続けた場合、
いわゆる飽きがきてこれを続ける意思がなくなること
@B:#ブーメラン効果(ブーメラン現象)
物事の結果がブーメランの飛行軌道のようにその行為をした者に
(主に負の)効果をもたらす現象のこと。
また、ブーメランのように、一度離れたはずが、
出発点に戻ってきてしまう現象のこと。
本来ならばブーメランが手元に戻ってくることは利点であるが、
この場合は投げた自分が受け損なったブーメランの打撃を受けてしまうという
連想から来ていると思われる。
@C:#ヒューリスティック
人が複雑な問題解決などのために、何らかの意思決定を行うときに、
暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のことを指す。
これらは、経験に基づくため、
経験則と同義で扱われる。判断に至る時間は早いが、
必ずしもそれが正しいわけではなく、
判断結果に一定の偏り(バイアス)を含んでいることが多い。
なお、ヒューリスティックの使用によって生まれている認識上の偏りを、
「認知バイアス」と呼ぶ。
@D:#行動随伴性(こうどうずいはんせい)
ある環境に対して、行動を起こし、それによってヨイコトが起こった場合、
あるいは嫌なことが無くなった(和らいだ)場合、
その行動は繰り返される可能性が高い。
逆に行動によってヨイコトが無くなったり、嫌なことが起こった場合、
その行動が繰り返される率は低くなる。
このように考える行動分析学では、
何かの行動に「随伴して(くっついてきて)」、前後の環境が変わること。
「環境→行動→変化した環境」という一連の流れのことを扱う。
@A:ゲシュタルト崩壊
知覚における現象のひとつ。
全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われ、
個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。
幾何学図形、文字、顔など、視覚的なものがよく知られるが、
聴覚や皮膚感覚においても生じうる。
@B:#リバース・オーダー・クエスチョン・テクニック
嘘を見破る尋問方法。
人は実際の出来事であれば、
起きた順序でも逆の順序でもスラスラと喋ることができる。
しかし、作り話の場合、一方向にしか考えることしかできない。
そのため話を逆にすると破綻が生じる。
@C:#知覚の恒常現象
網膜の映像は、同じ大きさのものでも、
それを見る者との距離が遠ければ小さく、
近づけば大きく感覚されるはずです。
それにもかかわらず、比較的同一に見える現象があります。
この現象を「知覚の恒常現象」と言います。
例えば、
自動車からの距離が遠くなってもミニカーには見えない、
などです。
@D:#快楽原理
快楽原則は人間が快楽を求め苦痛を避けること、
すなわち生理学的・心理学的な必要を満そうとすることを表す。
必要であれば充足を延期する現実原則がこれと対を成す。
現実原則を快楽原則と対立するものとは考えず、
快楽原則の変形されたものと考えたフロイトは、
人の心の発達の過程において、
現実原則の支配を重要であると考え、
現実原理を確立することこそが
人の自我発達の最も強力な力となると考えた。
A:#ラベリング効果
ある人や事柄のごく一部を見ただけで、
そのごく一部分が表現されるような名称を与え、
それがその人や事柄の全てであると決めつけることをいいます。
良くラベリングされれば問題ありませんが、
悪くラベリング(ミスラベリング)されると
正当に評価してもらうのは非常に困難になります。
@B:#クレショフ効果
ひとつの映像が、映画的にモンタージュ(編集)されることによって、
その前後に位置するほかの映像の意味に対して及ぼす、性質のことをいう。
観客にとって、映像がばらばらに単独で存在するわけではなく、
つながりのなかで無意識に意味を解釈するのである。
@C:#ジョハリの窓
他者との関係から自分自身についての気づきを促し、
コミュニケーションの円滑な進め方を模索するためのツールとして
提唱された心理学モデルのことで、
情報を以下の4つに分けて分析することで
自分を理解するというものです。
1:自分自身も周りの人も知っている自分自身→【解放の窓】 - 2:自分自身は知っているけど周りの人には知られていない自分自身→【秘密の窓】
3:自分自身は気付いていないけど周りの人は知っている自分自身→【盲目の窓】
4:自分自身も周りの人も知らない自分自身→【未知の窓】
@D:#メタ認知:
「自分の認知活動を客観的にとらえる」、
つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を
「認知すること」です。
自分自身を超越した場所から客観的に見ることに加えて、自分自身をコントロールでき、
冷静な判断や行動ができる能力までを含めて、メタ認知能力と呼ばれています。
@A:#こだまの法則
「他人に対して、思ったこと、言ったこと、したことが、他人から返ってくる。」
人の手助けをしてあげたら、 自分も助けてもらえる。
人をほめていたら、 自分もほめてもらえる。 人の悪口を言えば、 自分も悪口を言われる。
人を批判していれば、 自分も批判される。そういうことです。
ただし、よいことをしても、「見返り」を求めてその行為をした時には、 返ってきません。
@B:#バディ効果→仲間意識(勇気づけ、精神安定)
誰かに、心の中の辛い思いや感情を話した時に、そのお話を親身になって聴いてもらい、
否定も肯定もしないで心から共感してもらった時に、
人は孤独感から開放され、安心感を得ることで様々なことへの意欲が湧いてきます。
このように孤独感から開放され、一人ぼっちではないという安心感と、
ほっこりとした心の暖かさを得られる効果のことを『バディ効果』と言います。
信頼のおける方に『話すこと』で、得られる、
『孤独からの開放感』と『自己肯定感』を味わってみられてはいかがでしょうか。
@C:#自己効力感人は自分にはできないと考えて行動するより、
自分ならできると考えて行動した方が良い結果が出るものですカナダのある心理学者は この現象を 自己効力感と呼びました。この働きを 生み出すものとして、
#1:自分で行動して得る達成経験
#2; 他人の達成経験を感じる代理経験。#3:周りから励まされる 言語的説得
#4:苦手なことを克服したことにより 生理的情緒的効用の
4つを上げています。
@D:自己中心的な人
自己中心的と聞くとワガママな人を想像しますが、
心理学では発達心理学者 ピアジェが提唱した乳幼児の思考のことです。幼少期までは自分と他人を混同してしまい、区別することができません。
しかし、他人との交流を通じて思いやる気持ちが芽生え、
自己中心的な考えから脱すると言われています。
大人になっても自己中心的な人というのは、
子供っぽいと人とも言えます。何でも自分の好きに考えて判断したいという人に
意見を押し付けるのは逆効果です。
考えを提案し、自ら判断するよう誘導することで、
思考の幅が広がるかもしれません。by 性格からわかる心理学
@A:#自尊感情
自尊心とも言い、自分自身についての評価に関する感情のことです。
「私はこれでいいんだ」「私は大切な存在だ」と感じられている人は、
自尊感情が高い状態に保たれていると言えます。
逆に自尊感情が損なわれると、
「私なんて存在価値がない」と感じたりします。
そうした状態が続くと、
自分の発言や、ともすると生き方について自信を持てなくなるなど、
自己肯定感が低くなってしまいます。
@B:#自己顕示欲
自分以外の周りの人間から認められたいという欲求のことです。
「顕示」とは、はっきりと分かるように示すことで、
自己顕示とは自分自身を目立たせるという意味のことを指します。
つまり、自分自身を目立たせることで、
周りの人から注目されたり、褒められたりしたいということをいうのです。
なお、自己顕示欲と近い言葉に「承認欲求」という言葉がありますが、
承認欲求は自己顕示欲の中のひとつです。
@C:#対人恐怖(不安)
他者からどのように評価されているだろうかという懸念を
中核とする不安感であり,
自己意識(self-awareness)の高まりを伴う。
大勢の観衆の前,重要な他者との対面,人前での失態などの状況で生じやすいが,
そうした場面を想像するだけでも喚起されることがある。
不安を取り払おうとするほど、かえって不安が増してしまいます。
まずは、そんな自分を受け入れて、
小さな目標を立てて、こなしていくようにしてみましょう。
@D:ズボラな人ズボラとは周りから見て、取るべき態度や行動をとらなかったり、
無責任な人に対して言われる言葉です。
よく言えば何事にもこだわらない大らかさを持った人とも言えます。ズボラな人の考え方の特徴には、周りに対する意識が薄く、
何が起こっても仕方がないという無罰型の思考が強い傾向があります。このズボラなタイプは、社会の中ではストレスを溜めにくく、
比較的うまく生きられると言われていますが、
物事を突き詰めて考えることがないために、
同じような失敗を繰り返す傾向が強いです。by 性格からわかる心理学@A::#同調行動
「まわりの意見や行動に合わせて、
自分も同じように行動をしてしまうこと」をいいます。
同調行動は、意識的にする場合もありますし、
無意識のうちに行っているケースもあります。
もともと私たちは、好意を持っている相手の言動やしぐさを
無意識のうちに真似し、
自分と似ている人に対して好感を持つ傾向があります。
社会生活を送るうえで、
日本人は特に「みんなと一緒」だと安心する気質を持っています。
@B:#支配欲求 - 誰でも多かれ少なかれ自分以外の誰かを支配したい、
思い通りにしたいという感情を持っています。
これを支配欲求と言います。
鬱憤(うっぷん)やストレスなどにより、
この欲求を満足させたいという気持ちが強まると、
身近にいる自分より弱い者に、それが向かい、
その人を支配して欲求を解消しようとしてます。
支配欲求の強い人は、
いつも上から目線で人を見下すような言動を取る反面、
本当は自分に自信がないのです。
@C:#ヤマアラシ・ジレンマ
ヤマアラシのジレンマとは、
恋愛や人間関係で距離が近くなりすぎると
逆にお互いを傷つけ合ってしまう現象のこと。
カップルや親子など親しい間柄で陥りやすいのが特徴です。
例えば、好きな人との距離を近づけたいけれど、
自分や相手が傷つくのが怖い、今の関係を壊すのが怖いなどと考え、
うまく近づけないことがあります。
また、距離が近づいて恋人関係になると、
相手への期待や要求が大きくなって、
けんかが増え、別れたり復縁したりを繰り返す場合もあります。
近づいて失うのが怖くて友達から恋人に発展しにくい、
人と一緒にいたいけれど、
気を使うのに疲れてしまうので1人を選びやすいなど、
他人との距離感に対するジレンマのことを言います。
@A:#共依存依存は心理学で嗜癖(アディクション)といい、
特定の行動や快楽刺激が欲しくてたまらなくなる
精神状態の事を言います。
嗜癖の一種として親や配偶者恋人や友人など身近な人同士で、
お互いに過剰に依存しあう共依存があります 。
一方は助けてくれる相手に甘え、、
もう一方は「この人は私がいないとダメだから」と
献身的に尽くすことで、存在意義を見出します。
やがてお互いの依存が悪循環となってますます不幸になるのです。
共依存に陥りやすい人は、
自己評価や自尊感情が低く、
自分に対する自信が持てないといった特徴が見受けられます。
@B:#セルフ・ハンディキャッピング失敗した時に言い訳するのは褒められたものではありませんが、
なかには失敗する前から言い訳をする人もいます。失敗することを見越して、その原因が自分に無いと主張するために、
前もってに予防線を張るのです。
これをセルフ・ハンディキャッピングと言います。 - セルフ・ハンディキャッピングは場合によっては、
謙虚な行動のようにも見えます。
実際はプライドが高く「傷つきたくない」と考えている人や、
プライドが高い割に自分に自信のない人が、
プライドを守るために失敗した時の保険として、
セルフハンディキャッピングをする傾向にあります
@C:#マイノリティ・インフルエンス
歴史を振り返ると、
圧倒的な多数者に対して少数意見が形勢を逆転させるという事実がある。
このように少数者が多数者に影響を与えることを
「 マイノリティ・インフルエンス」と呼ぶ。
一般的に少数意見が影響力を持つ場合は、
少数者全員の意見が一致していることと、
少数者が頑固で独断的ではない場合である。
また、社会的な背景が少数意見に影響力を持たせる場合もある。
@A:#サラリーマン・アパシー
会社への就職や異動・転職といった環境の変化から、
発生するストレスによって、
心身に障害が現れ生活に支障をきたすことがあります( 適応障害)。新入社員によく見られる五月病が典型的な例ですが、
心理学の分野ではサラリーマン・アパシーと言いますアパシーとは精神疾患などが必要とする無気力状態のことで、
思い描いていた理想と現実の実際の状況とな大きく乖離していた場合に、
現実から逃げたいと思う心が起こす一種の防衛機制といわれています。
学校の新入生も同じようなケースが見られますが、
こちらはスチューデント・アパシーと呼ばれます@B:#ランチョン・テクニック
アメリカの心理学者ラズランは、
脳は心地よい体験をした時のことはよく覚えているので、
楽しい時間や美味しい食事では、
その時の記憶と共に良い印象として起こりやすいことを
発見しました (連合の原理) - これを利用して、軽い食事などを取りながら会議が交渉を行えば、
有利に進行させることができます。
美味しいものを食べると言う 快体験をすることで、
食事中の会話の内容もポジティブに受け止められるようになるからです。
この方法をランチョン・テクニックといいます。
接待の時に料亭などで会合を開くのも一種のランチョン・テクニックと言えます
@C:#心理的リアクタンス
選択する自由が外部から脅かされた時に生じる、
自由を回復しようとする反発作用のことです。
わかりやすく言い換えると、人から何かを強制されたとき、
反抗心を持ちやすくなることとなります。
人は生まれながらに、自分のことは自分で決めたいという欲求を持っています。
したがって、他人に決めつけられると嫌悪感を覚えます。
これが「心理的アクタンス」の発生メカニズムです。
「心理的リアクタンス」の特徴は、
たとえそれが自分にとってプラスになる内容でも、
無意識下で反発してしまうことです。
@A:#熟知性の原則
テレビで同じ CM を何回も見ているうちに、
店行った時に無意識に、
その商品を探してしまった経験は誰にでもあることでしょう 。
繰り返して見せられたものを求めるようになる心理は、
アメリカの心理学者ザイオンスが提供提唱した
熟知性の原則によるものです。同じものを見せられる回数が多ければ多いほど
その対象への関心や行為も大きくなることが分かっています。熟知性の原則は商品に限った話ではなく、
人間についても同様です。
付き合いが長くなり、相手のことをよく知るようになると、
ますます好きになってしまうのです。
@B:#認知的不協和人は誰かを助けると助けた相手を好きになってしまう
傾向があるといいます。
助けるということは 相手のために労力を費やすことですが、
好意を抱いている相手でもないのに助けたくなると
自分の行動に矛盾が生じることになります。
するとその矛盾を解消するために
「あの人が好きだから助けたんだ」と動機付ける意識が働くのです。
この矛盾をアメリカの心理学者フェスティンガーは、
認知的不協和と名付けました。 - もし、気になる異性がいるなら思い切って頼み事をしてみると、
思いがけず仲良くなるかもしれません。
@C:#動機付け
心理学では、いわゆる「やる気」は、
達成動機 という言葉で表現できます。
達成動機とは、目標を達成しようとする動機付けのことです。
達成動機を高くするためには 、
褒めたり叱ったりご褒美や罰を与えるといった手段がまず思い浮かびます。
これらは外発的動機づけといい、
それなりに効果を発揮しますが、
一時的なもので、効果が長続きしません。
本当のやる気を起こさせるためには、
その人がすべき仕事や勉強の意味や大切さに気付かせるなどして、
本人の好奇心や興味によって、
内側からやる気を起こさせる必要があります。
これはない髪的動機づけといいます。
@A:#相補性
人は自分に似た人に親近感を抱くことがあるのですが、
これとは逆に自分にないものや欠けているもの持ってる人を
好きになる場合もあります。
お互いの足りないところを補い合うことで、
良好な関係を築くことができるからです。
これを相補性といい、
このような感情をお互いが持つことを相補的関係と言います。相補的関係は 、とりわけ男女の関係で多く見られます。
類似性の法則で 自分に似た人を好きになっても、
恋愛が進んで結婚を考えるようになると
自分に欠けている部分を相手に求めるようになる場合が多いようです。
@B:#姿勢反響自分の飲み物を飲んだら相手も飲んだり、
会話のペースはテンポを合わせてくれるなど
自分と似たような動作や話し方をに合わせている場合は、
相手は自分に対して好意を持っていると考えられます。
なぜなら人は、打ち解けた相手との間に信頼関係が築かれると、
相手がとった行動に対して、
つい自分も無意識に同じ行動をとったりしてしまうからです。また仕草や表情などがお互いに 似通ってくることもあります。
これを姿勢反響と言います。
姿勢反響は仲の良い夫婦や恋人同士の間でよく見られます。@C:#妄想性認知
メールの返事が来なかったりすると、
「嫌われたかもしれない」と思い込んで気になってしまいがちです。
しかしメールの返事が来ない理由は、
たまたまメールチェックをし忘れたり、
忙しくて返信できなかっただけのことかもしれません。
このように自分の思い込みで判断することを
心理学では妄想性認知といいます相手の真意を確認せず自分の中だけで解決しようとすると、
悪い方向に解釈して妄想性認知が発生するのです。 - 特にメールは基本的に文字だけで、
相手の心情を汲み取る読み取ることが難しいため、
妄想性認知に陥りやすい傾向があります。
A:#カタストロフィー理論
配偶者や恋人など、特別親しい人といさかいになったとき、
怒鳴ったり泣いて抗議するなど、とりわけ強い怒りをぶつけてしまうものです。
この感情はカタストロフィー理論で説明できます。
カタストロフィーとは、破局のことで、
心理学の分野では相手に対する感情が正反対のものに変化することを言います。
相手に対する「裏切られた」「そんな人だとは思わなかった」という思いが、
一気に憎しみに変わってしまうのがカタストロフィー理論です。
相手に対する愛情が深ければ深いほど、
一旦憎しみを感じるとその感情も一層強くなります。
@B:#ストップ法「喧嘩するほど仲がいい」とは言いますが、
夫婦でも恋人同士でもやはり喧嘩をしないに越したことはありません。アメリカの心理学者ストルツが考案したストップ法(思考中断法)という
怒りを鎮める方法があります。
自分の体に何らかの刺激を与えることで、
怒りなどの攻撃的な感情の流れを中断(ストップ)して気持ちを切り替えます。
例えば両方の頬をパンッと叩いたり、「ストップ!」 と声に出して叫ぶなどして、
頭を切り替えます。喧嘩になりそうなったと思ったら、
ストップ法で怒りの感情を中断させてから相手に話しかけてみましょう。#C:#自罰感情
失敗などの原因が自分にあるものと考え、自分を罰しようとする傾向があること。これが「自罰的」の辞書的な意味です。
自分で自分を責めている状態とも言えます。
自分自身を振り返る意識は大切ですが、
必要以上に責めてしまえば苦しくなります。それこそ自分を罰する気持ちが出てしまうのです。
@D:#マインドコントロールマインドコントロールは、心の仕組みを応用し、
高度な四つのテクニックを扱うことで、
相手の自由な意識を意思を奪い感情や 思想を操作していきます。
そのテクニックとは、
一:繰り返し経典を読ませるなどの行動テクニック
二:独自の用語を使わせる思想コントロール
三:あんなにいい人だから騙すはずはないといった感情コントロール
四:都合の良い情報しか与えない情報コントロール
このマインドコントロールを解除するには、
専門的なカウンセラーによる一定の手順が必要です。
ただし対応できたとしても後遺症が残るケースがあります。