@A:
人の話をさえぎったり、代わりにしゃべったりする癖が、
人間関係にひびが入るだけではなく、
同時に二つのことを考えるというのは、
ものすごくエネルギーがいるのです。
人の話をさえぎる自分の癖に気づくようになれば、しめたものです。
慣れすぎてしまったための単純な癖なのですから、必ず直せます。
その癖があることを忘れないようにすればいいのです。
できれば会話を始める前に「じっと我慢するんだぞ」と自分に言い聞かせます。
相手が話し終えてから口を開け、と自分に命じるのです。
そんな簡単なことで人間関係がどれほど変わるか、
一度試してみれば、きっと驚くに違いありません。
話をちゃんと聞いてもらったことで、相手はふっと緊張をほどきます。
相手をさえぎるのをやめれば、こっちも気持ちが楽になります。
動悸(どうき)も脈拍もゆったりしたリズムになり、
何よりも会話が楽しめるようになります。
@B:
目に見えるもの。目に見えないもの。本当は目に見えないもののほうが多いんだよ。
見えるものしか信じないなんてナンセンス!
目には見えないもののほうがずっと多いんだから。
心・音・時間・空気・健康・匂い・命・愛・自由・ぬくもり・・・他にはどんなものがあるかな?
by倉本美津留(くらもと・みつる*放送作家)
@C:
隣の芝生は青く見えるけど、それに惑わされちゃいけない。
そもそも仕事って、つらいし苦しいものなんですよ。
楽しい仕事なんてどこ探したってない。
自分で楽しくしていかないと。仕事を楽しむのって難しいよ。
よさそうに見える仕事をしている人だって、実際にはみんな苦しいの。
そこに気づくことはすごく大事だと思う。
by高田純次(たかだ・じゅんじ*お笑いタレント、俳優)