本日の心理学・名言16762-1

夫への文句は遠くで感謝は近くで言おう

「何度言ったらわかるのよ!」ーー
夫に対して文句を言うとき、ほとんど額がくっつきそうな近くで言ってはいませんか。
ただでさえ声が大きくなるのですから、そんなに近くで言う必要はありません。
そんなことはわかっていながら、つい近くでいってしまうものです。
逆に「ありがとう」という感謝の言葉は、穏やかで情がこもった声になりますね。
なのについ遠くで行ってしまいます。
時には相手に聞こえなかったりして、気持ちが伝わらないこともあります。
子供の頃から言われたでしょう、挨拶と感謝は大きな声で言いましょうと。
対人関係で心が心地よいと感じる空間的な距離を「パーソナル・スペース」といい、
人は普段から相手との親密度に応じて使い分けています。
アメリカの文化人類学者ホールは次のように分類しています。
密接距離(0から45cm=家族恋人親友など
個人距離(45から120cm= 友人知人など
社会距離(120から306cm=仕事仲間など
公衆距離(306cm ~)=
講演者と聴衆というような場合など
このパーソナル・スペーでといえば夫婦は密接距離にあたりますから、
遠くても45cmということになりますが、
実際にこの距離からガンガン文句を言われるのではたまったものではありませんね。
妻が文句をいう時はせめて公衆距離程度に離れていって欲しいものです。
感謝の言葉なら45cm と言わず10cm の距離でもいいでしょう。
特に恋人同士が愛を役ささやく場合には0cm
が理想です。
このパーソナル・スペースは、あまり親しくない相手が密接距離内に侵入すると、
不快感や恐怖感を抱いてしまうという人間関係を円滑にするための目安なのです。
会社の上司などで部下の女子社員に対し必要以上に距離を縮めて密接距離を強要する者が。
ですから「親しい仲にも礼儀あり」のことわざ通り、
たとえ夫婦であろうとも文句をいう時は、遠く離