@将来像が見えない自分に嫌気がさしていませんか?
「自分の将来像を書いてみましょう」と言われて書かされたのは小学生の頃でした。
その時は、まさに夢のまた夢のものとして、様々な職業に就いている自分を思い描いたものです。
いつのまにかそんなことは考えなくなり、1年後の将来すら不確かな自分がいます。
これに対して、
そんなことはではダメだ。10年20年後の自分をイメージして働かなくてはいけない」
と訓示を垂れる上司がいます。
しかし、自分の10年後がどうなっているのかなんて見えなくて当たり前ですよね。
子供の頃なら夢として描けても、
いい大人にとって、夢は遠ざかるばかりのというのが現実です。
間違いなく自分の将来像が見えるのは臨終の時ぐらいなものです。
とはいえ漠然としたものであっても、この先のことが見えていないと不安ですよね。
とりあえず明日、できれば一か月先、頑張って1年先、
欲を言うなら3年先あたりまでの自分を考えてみると良いでしょう。
明確な像は結ばなくてもぼんやりとした自分が描けるはずです。
そんな仮想の自分の姿が肯定できるものなら、
まずは近い目標に向かって努力し、より自分を好きになるようにすると、
将来に対する不安は解消されます。
10年も先の明確な将来像が描けて、
それに向かって突き進める人がいたとしたら稀有な人でしょう。
将来像が 描けないと頭を抱えているなら、
まず 想定可能な近い将来の自分を想像してみることです。
*訓示を垂れる(くんじをたれる):
上の立場にいる人、上司やボスが下の立場にいるひとに、
ある種のことを命令口調で言うこと。
*稀有(けう):たいへん珍しいこと、めったにない・めったに生じないこと、
という意味で用いられる語 。