本日の心理学・名言16700-5

私は」「俺はと主語を多用する人は自分の立場を明らかにしたい人

自分の名前や愛称ではないけれど私は~」「俺は~」という人も
一癖あると考えた方がいいかもしれません

悪い意味ではなく少々屈折した経験がありそうだからです

社会性がある大人
譲り合う意識が高い人であっても
強い意志や不満や自我というものを抑えたくない
という意識を潜在的に持っています

その欠片(かけら)が、ちょっと顔を出すのが私は~」であり
俺は~」ではないかと私は考えます

例えばこんな俺は~」がありますね
そうかそういう考え方もあるよなでも王道は○○だと思うんだ俺はな

面と向かって反論はしないけれど本当に納得したわけではない
こういう意識の時に出る俺は~」です

私はこの問題に20年間取り組んできました
私が始めた頃は誰も関心を示さず周囲の人間は
かわりものを見るような目で見ていましたが私は・・・」

こういう話し方をする人は自分自身の 強い意志というものに自信と誇りを持って います
頑ななまでに自分の信じる道を行く
そういう人なんだと思います

これは、「自分は他の人間とは違うのだということをはっきりさせたいという
心理が働いていると 言うことです

大勢に流されない自分は自分という気持ちが
主語を強調させるという行為に表れているのです

程度の問題はありますが こういう方々をうっとうしい人と思うか
気骨のある人と思うかは受け取る側の問題と話の中身ではないでしょうか

例えば長年反原発を訴えてきた京都大学の助教授が私は~」と繰り返したとしたら
気骨ある人だなぁと思うでしょうし

反対に原子力安全保安委員のスポークスマンが私は~」を繰り返したら・・・
結果は正反対ですね

頻繁に私は~」俺は~」発してしまうと
自己主張が強いでしゃばりだと思われてしまいますが

何でも他人の判断や意見に惑わされる人よりは
案外頼りになる存在と言えるかもしれません

存在を認めてあげて上手くお付き合いすべき相手だと思います

*気骨のある人:自分の信念を曲げない強い意志を持った人