本日の心理学・名言16680-1

A
エディプス・コンプレックス
男根期に生じ始める無意識葛藤として提示された。
日本では訳語としてエディプス複合と呼ばれることもある。
男根期:ジークムント・フロイトが主張する5つの性的発達段階うちの1つです。
男児は、母親を手に入れようと思い、また父親に対して強い対抗心を抱くという、
幼児期においておこる現実の状況に対するアンビバレントな心理の抑圧のことをいう。

フロイトは、この心理状況の中にみられる母親に対する近親相姦的欲望を
ギリシア悲劇の一つ『オイディプス』(エディプス王)になぞらえ、

エディプスコンプレックスと呼んだ。
*アンビバレント:精神医学の分野では、一定の人物、対象、状況に対し全く相反する感情、態度、考えなどを抱くこと。

B
きめの勾配
奥行きの手がかりの一つ。
通常,面にはさまざまな肌理(きめ)が与えられている。
ギブソンは,肌理(きめ)を構成する要素の密度が徐々に変化したとき,
その面は傾斜(奥行き)
面として見え,細かい肌理の部分ほど遠くに知覚されると考えた。
たとえば,砂地を撮った
写真について考えてみると,
その構成要素である砂粒が比較的に大きく写されている部分は近くに見えるが,

砂粒が小さくなるのに伴って,その位置は遠ざかるように見える。

*肌理(きめ)光の濃淡の分布~
木目,布の生地,地肌などはそれぞれ独特の肌理を形づくっている。