本日の心理学・名言16624-5

イラッときたらすぐ気分転換を図ろう

夫婦ゲンカって本当につまらないことをきっかけに起こりますよね。
その多くは、相手の態度や顔色を不機嫌と感じた時などにイラッとして、
ほとんど言いがかりに近いような理由をつけて始まります。
「何怒ってんのよ、不機嫌な顔してつまんない人ね」
と相手の不機嫌さにこっちの感情を合わせてイライラしてしまうわけです。
心理学の実験で明らかにされていますが、
人間には無意識に自分の感情とリンクした情報を集めようとします。
これを「感情一致効果」と呼んでいます。
ケンカの場合などはマイナスの感情一致効果ということになります。
そうならば感情の一致効果を利用して相手の気持ちをプラスに転じるようにすれば、
こちらもイライラすることもないし、ささいなケンカは減ることになりますね。
そのための裏ワザを紹介しましょう。
それは前もって相手の感情に”細工”をしておくことです。
例えば夫が最近疲れている不機嫌な日が続いているような時は、
退社時間間際に「今日はあなたの好きなにんにくたっぷりのレバニラ炒め用意しておくわ、
早く帰ってきてね、もう待ちきれない」などというメールを打っておくのです。
夫は多分にんまりしていてよく帰ってくるはずです。
ウキウキと何かを期待する夫に感情一致すればケンカなんか起こりようがありませんよね。
この感情一致効果は 逆の立場であっても当然有効です。
つまりあなた自身の感情に細工をするのです。
喧嘩はそもそも相手の日常的な態度に不満を抱いていることが、
小言となって吐き出されるものですね。
それは実は 自分のマイナス感情が原因なのです。
しかし他人の行動や性格は小言を言ってたくらいでは治るものではありません。
ならば、あなた自身の気持ちを変えて相手に接してみることです。
「私と一緒ならこんなに楽しいのよ」という自信に満ちた態度で接すれば、
相手の感情も一致するはずです。
イラッとした時は即気分転換。
これこそが夫に対する思いやりなのです。
感情一致効果で愛情一致!
*感情一致効果:これは、自分の感情と一致する情報を、無意識に集めてしまうという人間の性質を表す言葉です。
同じ事柄に対して、気分の良いときにはおおらかに受け止めることができるけれど、
気分が悪いときにはつい舌打ちしてしまう……
なんてことはありませんか?その人の見方は、そのときの気分次第で決定されると言えるのです。