本日の心理学・名言16360-5

Aヒューリスティック
人が複雑な問題解決などのために、何らかの意思決定を行うときに、
暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のことを指す。
これらは、経験に基づくため、
経験則と同義で扱われる。
判断に至る時間は早いが、必ずしもそれが正しいわけではなく、
判断結果に一定の偏り(バイアス)を含んでいることが多い。
なお、ヒューリスティックの使用によって
生まれている認識上の偏りを、「
認知バイアス」と呼ぶ。

B:行動随伴性(こうどうずいはんせい)
ある環境に対して、行動を起こし、それによってヨイコトが起こった場合、
あるいは嫌なことが無くなった(和らいだ)場合、
その行動は繰り返される可能性が高い。

逆に行動によってヨイコトが無くなったり、嫌なことが起こった場合、
その行動が繰り返される率は低くなる。
このように考える行動分析学では、
「環境→行動→変化した環境」という一連の流れを行動随伴性と呼ぶ。

C賭博者の錯誤
パチンコ・競馬・宝くじなどのギャンブルをする人によく見られるのは、
「この台、馬券、宝くじがかならず当たるに違いない」と思い込む新状態です。
実際に勝つ確率を客観的に考えても、
それは何分の一、何十分の一以下でしかないのに、
「自分だけはかならず勝つに違いない」と思い込む現象のこと。

D:ゲシタルト崩壊
知覚における現象のひとつ。
全体性を持ったまとまりのある構造(
Gestalt, 形態)から、全体性が失われ、
個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。
幾何学
図形文字など、視覚的なものがよく知られるが、
聴覚皮膚感覚においても生じうる。