本日の心理学・名言15842-3

A
まだ何もやり遂げていない不安ですが、
人生で何かをやり遂げたと感じている人は、そう多くありません。
「成し遂げる」ということを深刻に考えすぎずに、
楽しく生きることを目標にした方がいいと思います。
それでも達成欲の強い人は、何かをしたいという気持ちが強いので、
こういう不安が生まれるのです。
そういう人は、大目標ではなく、小目標主義で、小さな計画を立てながら、
それを達成して一歩一歩前進して行くことです。

B
現代っ子のほとんどは、大体が二人兄弟です。
ひとりが男、もうひとりが女のきょうだいならば、
それぞれが一人っ子のように育ちます。

少子化時代のいま、
子供たちに母親の目が十分すぎるほど行き届いて育ってきましたから、

大半がマザコンになってしまいます。
お母さんが全部責任を取ってくれる環境で育ってきましたから、
叱られたことがありません。
このような若者に責任感を持つようにさせるには、
どうしたらいいのでしょう。

それは、どんな小さな仕事でも、
それをひとりで責任を持ってやることから始めさせることです。

仕事は人と一緒にやるのですが、
ある部分の責任はその若者に持たせるというのがいいでしょう。
小さな責任をとりながら。責任感を身につけていくことです。

C
文脈効果
知覚・認知・言語・記憶に関する概念で、
その前後関係から対象となる刺激の知覚過程が影響を受けることです。

身近な例を挙げてみると、
「のり取って」と言われたとき、

それが食卓であれば食べ物の海苔のことを指していると思い、
また、相手が何かを貼ろうとしている状況なのであれば、
文房具の糊のことを指しているとわかるでしょう。

これが、言語における文脈効果の例です。
このように周囲の状況により意味が変わる現象が、
文脈効果と呼ばれるものです。