本日の心理学・名言15794-5

A
よく、自分と合わないと思う人ばかりを好きになってしまい、
辛い恋愛ばかりを繰り返してしまう人がいます。
一つは、思考のパターンが決まっていて、
イヤだと思いながらそこにはまってしまうと言うものです。
そしてもう一つ、好きでない方が緊張もしないので、
気軽に話ができて上手く行ってしまうことがよくあります。
好きなタイプや理想のタイプは、逆に緊張してリラックスできないので、
上手く話もできず、恋愛には発展しにくいのです。
妥協恋愛というパターンです。
その人が好きで、上手に恋愛関係を保ちたければ、
しつこいと相手に思われないように、
嫌いな人と付き合うときのように上手に距離を保つことが大切です。
恋愛には、
「恋愛感情を持っていない人が
恋愛感情をコントロールできる」
という法則があります。

相手にのめりこんでしまうと、
なかなか感情を上手くコントロールできなくなってしまいます。

B
私たちの一人ひとりの理解の枠組み、言葉への意味付けは必ず違うのです。
その枠組みを「準拠枠」と言いますが、
「準拠枠」の違いは、同じ言葉を使っても、

その言葉で個々人が表そうとすること、意味すること、理解することが違うという結果をもたらします。
コミュニケーションをはかる時には、言葉は同じでも「準拠枠」が違う可能性があることを覚えておいて、
相手の心の中で何が起こるかは、相手の自由であることを前提とすることが大切です。
別の言い方をすれば、コミュニケーションとは、
「準拠枠」の違いを照合し合って、より正確な理解に導く限りない相互交流のプロセスなのです。

それは、かなり複雑で大変なプロセスですが、そんなものだと分かっていれば、
簡単に「分かった」とか「分かってもらえなかった」となることもありません。

また、コミュニケーションを積極的に進める必要があるときと、
それほどこだわらなくていいときとの区別もつけやすくなるでしょう。