本日の心理学・名言15786-15

A
優しい気持ちの持ち主は、
競争原理で出世していくビジネスマンとしては
適性があるかどうか疑問で、
会社には合わないかもしれません。

しかし、人間としては実にいい性格であることは間違いありません。
こういう優しさは、現代社会では失われてきています。
では、こういう優しい性格の人はまったく出世しないかというと、
実はそうともいえないのです。
上司の保身もあって、
上司は部下を引き立てたり選んだりする場合、
優しい人のほうを選ぶ傾向があります。
会社の評価は、学校時代の偏差値評価とは大きな違いがあるのです。
たとえ優秀でも、周りから怖がられる人はダメです。
競争心向き出しのやり手は、意外に生き残れません。
ですから、
「自分は人を踏み台にするぐらいなら、
出世しなくてもいい」
という発想は変える必要はありませんし、

優しいままのほうがいいのです。

B
忘れることにも大いなる恵みがある~
つまり、
一番大切なことを忘れないために、
あるいはもっと大切なことを覚えるために、

どうでもよいことは、きれいさっぱり忘れるよう
努力をするということなのです。
興味があるのは、その努力とはどんなものかということです。
それは「忘れることを気にしない」の一言に尽きるようです。
忘れることを気にしないということは、
選別ではなく成り行きによって忘れてしまったら、
「覚えておく必要がなかったのだ」と解釈する一種の消去法です。
忘れることのもう一つの効用は、
過去へのこだわりが希薄になっていくことです。
過去の出来事にこだわってくよくよしていると、
後ろ向きの人生になってきます。現実にはそういう人が世の中には大勢います。
くよくよしたり、思い煩ってしまうのは過去を忘れられないからです。
楽天的な人、立ち直りの早い人は過去の嫌なことを忘れられる人なのです。