本日の心理学・名言15732-9

A
#プリセリング効果

日本語にすると「事前販売」とも言い、
消費者が特定の商品やサービスを購入する前から既に指名買いをするように決めている状態にさせることです。

例えば自分が行ったことのないレストランに友人と一緒に行こうかと考えているとします。
そのレストランに行ったことがあるかを友人に尋ねたところ、
単に行ったことがあるだけではなく、お気に入りのレストランだったとします。
このような場合、あなたはすぐにそのレス トランを信用し、
ほとんどの場合は値段や他のレストランをチェックせずに、そのレストランに行くことを決めてしまうでしょう。

つまり、友人の「証言」によってあなたの思考が「そのレストランに行く」
という結論に導かれているのです。

B
#サンクコスト

サンクコスト(埋没コスト)とは、既に使ってしまってもう取り返すことができない費用(お金)のことであるが、
サンクコストが生じると『ここまでお金を掛けてきたんだから途中でやめるのは勿体ないという心理』が働いて、
更に損失や費用を拡大し続けてしまうリスクが生まれる。

サンクコストで判断・選択を誤らないためには、
『過去の費用・選択』のことを考えずに『現在の必要性と選択の根拠』によって
ゼロベースで考える癖をつけることが大切である。
過去は過去、現在は現在であり、

いくらサンクコストが積み重なっていたとしても
『これ以上お金を使う意味が見いだせない事業・活動・行為』であることが明らかであれば、
すっぱりと損切りをしてやめてしまったほうが追加的な負担・損失を無くすことができる。

C
ブーメラン効果(ブーメラン現象
物事の結果がブーメランの飛行軌道のように
その行為をした者に(主に負の)効果をもたらす現象のこと。
また、ブーメランのように、
一度離れたはずの出発点に戻ってきてしまう現象のこと。
本来ならばブーメランが手元に戻ってくることは利点であるが、
この場合は投げた自分が受け損なったブーメランの打撃を受けてしまう
という連想から来ていると思われる。