本日の心理学・名言7198-2-1

EQ(こころの知能指数)

みなさんの周りに、頭はいいけど人付き合いが苦手と言うような人はいませんか?
問題解決能力には優れているのに、
なぜか人間関係では上手く立ち回れない人ってけっこう多いのではないかと思います。

なぜ人間関係において頭の良さが発揮されないのでしょうか。
この疑問の答えとして、D.ゴールマンは、
EQ:Emotional intelligence Quotient
(感情知性;こころの知能指数)
というものを考えました。

IQ:Intelligence Quotient
というのは聞いたことはありますよね。
IQ
(知能指数)が高いと頭が良い、と一般的には考えられています。

しかし、それはテストで高い点数が取れるというだけで、
すべてのことが上手くできるというわけではありません。

では、EQとはどのようなものなのでしょうか。
EQ
とは自分の感情を適切にコントロールし、
自分の持っている能力を最大限に発揮するための社会的知性のことです。

EQ
は、
心内知性(セルフコンセプト)
対人関係知性(ソーシャルスキル)
状況判断知性(モニタリング能力)

という3つの要素のバランスによって決まります。
EQ
の高い人は自分の感情の動きに敏感で、人の気持ちを察することが上手であるため、
相手へのよりよい対処法を考えることができます。
のため人間関係で衝突を起こしたり、
すれ違いを起こしたりすることなく上手く立ち回ることができます。

最近では、人事採用にEQテストを用いる企業も増えてきました。
これからは学力よりも、
創造性豊かで人間知にあふれる人が求められるようになってくると思います。

内的知性:自分の心理的な状態を自分で捉える知性のこと