本日の心理学・名言7193-1

私たちの中には、フロイト的にいえば、
本能的、無意識的に攻撃的な欲求があります。

そして、その欲求は、外に出してはいけないことになっています。

ところが、これに大義名分や理由がついて「相手が悪い」ということになれば、
怒りとして外に出してもいいことになります。
正当な自己防衛であれば法的にも認められます。

ふだん押さえていた攻撃的欲求が、ここぞとばかりに“正義”を得るのです。

日頃、そうした内面に潜んでいる攻撃的欲求を抑えていればいるほど、
抑制が取れたときに相手を攻撃しすぎてしまうのです。

しかし、これを続けていると、
攻撃されている相手は、リベンジ(報復)を考えるようになります。
そして、お互いにエスカレートし、悪循環にはまってしまいます。

最初が肝心です。一度は思いっきり怒ってもいいのです。
それまでの不満をすべてぶつけてください。

ただし、それは一度だけ。
相手が謝っているのをいいことに、二度、三度と絶対に怒らないことです。

大事なのは、相手が謝ったら、
気持ちの上ではすぐには収まらなくても、一回で矛を収めることです。