本日の心理学・名言7109-3

A
願望実現を考える人にとって、怒りは敵と見なさなければなりません。
あるいは「怒りは毒薬だ」といっても過言ではありません。
怒りにかられた時、人の体内から有毒な物質が出ることが発見されています。
それによって体内の免疫力が低下し老化や諸病の原因になると考えられています。
どんなに正当な怒りでも、怒ることは決して自分のためになりませんが、
怒らなければならない場面は必ずやってきます。
そういう時にどうしたら良いのだろうか。
いくつかのヒントを賢人の言葉としてあげてみます。
「怒りを抑える最も良い方法は時間を伸ばすことである」(ベーコン)
「他人が怒っているのを観察してみればいい。
そのやりきれなさをあなたは他人に与えるのである」(セネカ)
「腹が立ったら十数えよ。それでも収まらないなら百数えよ」(ジェファーソン)
怒りにかられたとき、それを無理に抑える必要はありません。
ですが、その感情を表に出すのは控えたほうが良いのです。
怒りのメカニズムは不思議なもので、
それを言動に現してしまうと、余計に怒りが増幅してくる、
いわゆる火に油を注ぐようなものなのです。

B
ブーメラン効果(ブーメラン現象
物事の結果がブーメランの飛行軌道のように
その行為をした者に(主に負の)効果をもたらす現象のこと。
また、ブーメランのように、一度離れたはずの出発点に戻ってきてしまう現象のこと。

本来ならばブーメランが手元に戻ってくることは利点であるが、
この場合は投げた自分が受け損なったブーメランの打撃を受けてしまう
という連想から来ていると思われる。