本日の心理学・名言7070-5

A
順境にいても安んじ、逆境にいても安んじ、常に坦蕩々(たんとうとう)として苦しめるところなし。
これを真楽(しんらく)というなり。
萬(よろず)の苦を離れて、真楽を得るを学問のめあてとす

by
中江藤樹
順境の時、人はつい慢心しがちになる。
順境にあって傲慢にならず、謙虚に心を落ち着かせている。
逆境の時もへこたれず、心が安定している。
どんな状況でも心が平らかでゆったりとし、状況に振り回されない(坦蕩々)。
それを真の楽しみという。

この真の楽しみを得るために、そういう人物になるために学ぶのだ、
と藤樹は学問の要訣を説いている。

人生を大成させる人は一様に、この要訣を体得した人であろう。
*要訣(ようけつ):物事の一番大事な所。秘訣。

B
あなたは、あなたが見て考えたものとなります。
様々なコミュニケーションの中でも、自分との対話は特に大切です。
その理由は、自分と対話することによって
希望、楽観主義、誇り、前向きの姿勢を他人にも伝えることが出来るからで
す。

あなたが自分に語りかけたこと、心のなかで言ったことは、
やがて言葉となって口に出てきます。
あなたは自分にポジティブな言葉をかけているでしょうか。
それとも、いつも心の中で自分の間違いを見たり、
心配事について考えたりしているでしょうか。

日ごろ、自分とどういう対話をしているかを分析してみよう。

自分に語りかける言葉を
ポジティブなものに出来るのは自分しかいません。
このことを忘れないようにしよう。
by
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